見出し画像

#11 TOMOOさんを紹介された日の話

「そういえば、ライブに行きたいアーティストっている?」今月のポッドキャストの収録中の雑談で、こんな話題を振られたことがあった。
いざ選べと言われると結構難しい質問。
「うーんサザンかなあ」と言った後にふと頭に浮かんだアーティストがいた。

「最近聞いてるtomooさんってアーティストがいるんだけど...」

「これ誰の曲?」

昨年ある友人が流していた曲の歌詞が、やけに耳に残った。これ誰の曲だろう...と。
「シンデレラじゃないなら、君だって王子様じゃなかったね」
「終電なんてほんとはどうでもいいから」
今のjpopの流行りには珍しく、日本語が心に残る。


「これ誰の曲??」
「tomooって言うんだけどさ〜」
そう言うと友人はお気に入りの曲をかけだした。
「大人になるのも 子供になるのも 君とがいいよ」
ベーコンエピ。これもまた耳に残る歌詞だ。
こんな多幸感のある曲も歌えるのか。

歌詞のエッジと表現

個人的な感覚の話だが、日本語のエッジが効きすぎる曲はそこまで好みではない。
例えばRADとかは歌詞すごく刺さる場合と逆にエッジが効きすぎて、違うと思ってしまうパターンがある。
(私はどちらかと言うとRADWIMPSは好きな方だが。)
その意味でtomooさんの曲を聴いた時、心地よく歌詞が耳に残る感じがした。

「丸いまま貫いて」

おそらく音楽好きな人もそうでない人も一度は見たことがあるだろう、関ジャムの音楽家が選ぶ年間ベストテン企画。
ここにtomooさんは2位grapefruit moon、1位superballとランクインした。

このランキングで2つ曲がランクインするのは、売れているアーティストか、当時を遡って結果的に売れたアーティストしかいない。
あいみょん、King Gnu、official髭男dismなんかもある種この番組がブーストになったと言っても過言ではないそうだ。

ちなみにsuperballを1位に選んだいしわたりさんは「槍出せ 角出せはいらない 丸いまま貫いて」の歌詞の部分に注目していたが、私の友人も全く同じ部分に痺れていて、ほぼ同じ解説だった笑。

とはいえ過度に持ち上げたりしても世間の反発を喰らうかもしれない。
勿論、彼女の良さに気付かない人もいるし、曲が刺さらない人もいると思うが、そういう声を聞いて、どこかもったいないと思ってしまうのだ。

私は昨年末に彼女の曲を聴き始めたが、今年は更に何千何万の人に聞かれ駆け上がっていくと思う。
ずっと昔から聴いてる人も、きっと彼女が世間に気付かれ始めたのを密かに楽しんでいるに違いない。



※podcast「ゆとりの朝」#99の冒頭でtomooさんの話をしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?