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#8 顔

ポッドキャスト「ゆとりの朝」の麿と言います。

生憎天候が良くないですね。この10月三連休に祖父の法事に参加してきました。

元々私は親戚の集まりが苦手です。どこか気を遣ったり、親戚に近況を半オフィシャルに伝えないといけないからです(結婚した?仕事は?的なやりとりです笑)。

今回は祖母が高齢で、一家が揃うタイミングもあまりない為、10年ぶりくらいに家族で祖父の実家に向かいました。

再会

初めにお寺に到着。親戚に挨拶を済ませ着席。
そんなに思い出が多い訳ではないけれど、祖父を思い浮かべながら手を合わせました。じいちゃんがいなかったら俺はいないのか、と思いながら。

祖母は90を超えており施設に入っていたので、法事を終えた後に向かうことに。

施設で受付を済ませ部屋へ向かいドアを開けるとそこには祖母の姿が。

綺麗な白髪にクリンとした目と顔の皺。
私の記憶とあまり変わらない姿。

その姿を見た時、それだけで来て良かったと思いました。

祖母とのやりとりはたわいも無いものでした。

窓から見える景色や、普段の過ごし方、久々に会った親戚の名前と間柄の確認。

ただ、私にはこの30分が何よりも尊い時間のように感じました。説明のできない感情が湧いてきたのです。

顔が見れるだけで、何故こんなに幸せな気持ちになれるのでしょうか。

話した内容や握手の感触より、とにかく鮮明に顔の表情と眼差しが、強く脳裏に焼き付いています。

それではまた。







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