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よちよちある記#321『雪道』

草津への旅路

いくつ越えるか県境

今年は雪が少ない
なんてもんじゃなくて
雪の上を走ってた記憶のある
県境のあの道路にまったく雪がない

こりゃあ時間かからずに
早く到着するかもなぁ〜
なんて考えながらの
お氣楽なドライブ

うっかりしてた…

いつもは師匠の会社に行って
みんなと交流して
乗り合わせしてから向かう
草津への道

今年はみんな駅からシャトルバスで
ロッジへ直接行くから
直接向かえば大丈夫だよ
ってことで草津へ直接向かう
初めて通る道

雪が積もってる峠道
除雪してくれてるものの
凍って溶けてまた凍って…
を繰り返したであろう路面の状況
軽トラの薄いドアや
窓から伝わってくる冷氣

エアコンMaxだと暑いし
温度を下げると冷たい風だし
この状況で微妙な調整とか
運転しながらの作業は面倒くさい

信号もないから止まってひと息
って感じにも中々ならず

少し緊張しながら
ビビりながらの運転で
カーブを越えると
前に見えてきたのは教習車

そりゃあ教習車だって
走るだろうけども…
運転歴が◯十年には
なるだろう自分ですら
この道にビビりながらの運転

1tを超える鉄の塊を
ハンドルを握って
自分で操ること自体に
緊張感を漂わせるあの教習生のころ
それなのにこの長い峠道を
グルグルと運転してきたってこと

衝撃的だけど
これがこの地域に住まう人々の
日常の風景
普段雪道を走らない自分にとっては
この峠道は非日常の風景

ところ変われば品変わる?
郷に入りては郷に従え?

相応しいピタリと来る言葉はなんだろう??

のんきに楽しんでたドライブが
ちょっぴりピリリと締まった

草津合宿に向かう非日常の行動が
誰かの日常生活の上を通り過ぎてる

峠を降りきって
信号で止まった教習車は
それぞれ右と左に分かれて行った

別のコースの教習だったみたいで
この景色が日常生活の
ごくごく当たり前の景色って証

どこに自分の意識を置いて
何を見て何を見ないのか?
どんな景色を眺めるのか?
心に描く景色は自由自在

ハンドルを握りながら
いい思考訓練になった

考えるきっかけを
与えてくれた教習車に感謝

今日もいい1日✨

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