あの名作も作者にとっての外国語で書かれてた!アゴタ・クリストフ『文盲』
上記は紹介なんて不要であろう、『悪童日記』の著者アゴタ・クリストフの自伝の最後に飾られたエッセイの一部。
『悪童日記』を読んで殴られたような、見たこともないパワーに打ちのめされるような気がしたもの。
あの淡々とした文体に、何がそこまでこちらを引きつける力があるのかと思うが、これを読むとなんとなく分かる一面がある。アゴタ・クリストフの作品は母語で書かれてない作品もある。戯曲を母語で書いたりしてたらしいが、『悪童日記』や続編たちはフランス語で書かれた。
『悪童日記』が語らない