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スマブラステージ【BC.66000000.恐竜時代】

6600万年前、恐竜時代末期を描いたスマブラステージです。

 恐竜は、およそ2億4000万年前から6550万年前の、中生代を生きた爬虫類の一群です。

 地球は約46億年前に誕生し、約30~25億年前に光合成をするシアノバクテリア(植物)が登場して以降、地球の酸素濃度は上がり続けていました。ところが、約2億9000万年のペルム紀に、酸素を消費して枯れ木を分解する菌類(キノコ)が現れたことで、地球の酸素濃度が大きく低下し、約2億5000万年前に生物の大量絶滅が発生し(P-T境界)、その後の中生代の間、一転して地球の酸素濃度は下がり続けました。
 恐竜は気嚢(きのう)と呼ばれる効率的な呼吸システムを持っていたことで、低酸素の環境でも絶滅を免れ、中生代の地上でもっとも繁栄した脊椎動物となりました。


 現生する陸上動物で、最大種のアフリカゾウは体長6~8メートルですが、サイズの大きい恐竜は、アフリカゾウを大きく上回る巨体を持ち、現在発見されている中で最大の恐竜、アルゼンチノサウルスは全長30メートル以上、地面から頭までの高さは13メートル以上と推定されています。

首が長い竜脚類の恐竜は、首を伸ばして、高所の木の葉を食べていたと考えられます


 恐竜が巨大化した理由としては

  • 植物の成長には二酸化炭素が必要で、恐竜時代の地球は、活発な火山活動で二酸化炭素濃度が高かったので植物が育ちやすく、草食恐竜は大量の餌を食べて巨大化した。

  • 草食恐竜を捕食する肉食恐竜は、体が大きい方が捕食が成功しやすく、生き残りやすかった体の大きい肉食恐竜が子孫を作ることで、時代が下ることに肉食恐竜が巨大になり、捕食される草食恐竜も、体が大きい方が生き残りやすいので、同様の流れで巨大になりやすくなった。

  • 恐竜の骨は空洞があるため軽量で、骨格も巨大な体を支えるのに適した形だった。

  • 気嚢による効率的な呼吸で、巨体であっても効率的に体に酸素を行き渡らせることができた。

 などが考えられています。ただし、体長数十センチメートル程度のサイズの小さい恐竜も、多数生息していたと考えられています。


 繁栄を極めた恐竜も、白亜紀(1億4500万年~6600万年前)の末には、多様性が失われ、衰退し始めていたと考えられ、約6600万年前に巨大隕石(小惑星)が衝突したことで生じた気象変動が追い打ちとなり、恐竜は絶滅することとなりました。
 ただし、現生の鳥類は生き残った恐竜が進化したものなので、鳥類を恐竜の一種と考えるなら、恐竜は今でも絶滅せずに生き延びていると言えます。


スマブラステージとしてのギミック

・その1

2匹の恐竜が、動く!

・その2

隕石が、ゆっくりと地上に迫る!

・その3

風圧で、木の葉が怪しく揺れる!

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