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メチレーション回路を眺めているうちに、コロナウイルス感染との関係が見えてくるその3 感染によるメチレーション回路や代謝への影響とメチレーションの全体像。

※投稿後メチレーションの働きをまとめた図追加
※感染後後遺症、ワクチン後遺症、グルタチオン関連記事追加
2022.11月16日

皆さんお元気ですか?
Kaoriです👶

『メチレーション回路を眺めているうちに、コロナウイルス感染との関係が見えてくる』の投稿

3回目になります。
いよいよ感染とメチレーション回路とメチレーションの代謝への影響について、メチレーション回路を眺めているうちに分かったことや勉強してきたことを元にお話をしていきたいと思います。

医療、美容、栄養、健康に携わる方や研究者の方などが説明されていることなども合わせて考えているうちに、少しずつ頭の中がまとまって来ました。

自信なんてありませんでしたが、思い切ってアウトプットすると、疑問が出てきて調べたり、求めているとその答えがやって来たり、説明するごとに理解が深まったり、表現の仕方が変わったりと、自分自身の変化や成長を感じることができるものなんだということを実感しました。

間違いや失敗することを恐れずにチャレンジすることは、大切だと思いました👶

Standfmの投稿では既にお話した内容も含みます。

この投稿の中では、感染症全般、あらゆる病気にも関係すると思われる

➀内分泌ホルモン、免疫、神経伝達物質のバランス

②ストレス(HPA軸視床下部→下垂体→副腎)

③自律神経バランス(交感神経、副交感神経)

④メチレーション回路の代謝のバランス

が大切だと実感したので、コロナ感染へはどう影響するのか、この4つの観点から考えてみました。

前回の投稿では、➀〜③を中心にお話してきました。


2回目の投稿 ➀〜③に関する投稿

1回目の投稿 なぜ分子栄養学やメチレーション回路について独学で勉強しているのか、その結果コロナウイルス感染とメチレーションの関連性があることを理解したというお話

今回は④メチレーション回路の代謝のバランス

のお話になります。

コロナウイルス感染そのものや炎症や酸化ストレスからメチレーションに影響を与える要因が3つあります。

➀ウィルス感染全般、コロナウイルスの感染は、
ウィルスタンパク質合成の際にヒトのアミノ酸のメチオニン、そこから合成されるSAM(Sアデノシル-L-メチオニン/SAMe)を大量に消費するので、メチオニン/SAMに依存性があります。それにより、私達の細胞内でのメチレーションの代謝を阻害する
②SARSコロナウイルス2は、ACE2受容体に結合し感染することで、ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)の本来の働きが阻害される。全身のACE2発現部位の感染による炎症、酸化ストレスから血管内皮細胞を始めとする様々な細胞のダメージを来すことにより、ミトコンドリア機能の低下に繋がります。こちらも、メチレーションの代謝が阻害されることになります。

③炎症、酸化ストレス、解毒

(1)感染や炎症によりHcyホモシステインの上昇や代謝が上手くいかないことにより、グルタチオン合成の低下を招く。ホモシステインの上昇はアンジオテンシンⅡの受容体に影響もします。

血管内皮細胞の炎症、酸化ストレスに関連する項目
ホモシステイン、アンジオテンシンⅡ、ACE2、
一酸化窒素合成酵素(NOS)と一酸化窒素(NO)と補酵素BH4(テトラヒドロビオプテリン4)
※BH4代謝経路の図が1番下にありますので参考にどうぞ。


(2)抗炎症や抗酸化にグルタチオンが回ると解毒機能が低下し、グルタチオンも欠乏する
(3)グルタチオンの低下は、ビタミンDの合成低下やヘルパーT細胞のTh2が優位に。


(4)炎症が鎮静化したら、次に考えるのは解毒機能の回復です。解毒の前に炎症の鎮静化できておらず、腸内環境が悪い方などは、解毒が上手く行きづらくなるので、そちらも重要です。

免疫の7割は腸にあること、ACE2受容体発現部位は、腸管上皮細胞にもあるので、感染前からの腸内環境も大切です。腸内環境の話は、シリーズ2回目の投稿で説明しています。

上気道、上咽頭など慢性的に炎症が続く可能性もありますし、ACE2受容体発現部位はあらゆるところにあるので、個体差が出てくると思われます。
これらを正常化しないままだと、メチレーションの代謝が阻害され。感染後の回復に向けたアフターケアがなされないままということになり、
感染後の後遺症リスクに繫がる可能性が出てきます。


➀ウィルス感染全般、コロナウイルスの感染は、アミノ酸のメチオニン、そこから合成されるSAM(Sアデノシル-L-メチオニン/SAMe)に依存性があることにより、メチレーションの代謝を阻害する

ウィルスタンパク質合成のメカニズム。この段階で行われるmRNA修飾とmRNAキャッピングのメチル化修飾を行う際に、『コロナの自前のmRNAキャッピングのメチル化酵素』と『コロナが持っていないヒトのメチル化酵素METTL3』とメチレーションの代謝を回す際に必要な『コロナが持っていないヒトのメチル基供与体SAM/メチル基CH3-』を使います。SAMの原料となるメチオニンも大量消費することになるので、メチオニンとSAMに依存性があり、その結果、ヒトのDNA・RNA・タンパク質合成やDNAメチル化・ヒストン修飾、mRNA修飾・mRNAキャッピング、生理活性物質合成や解毒代謝などメチレーションの代謝を阻害することになります。

細菌やウィルス感染による炎症や酸化ストレスは、DNA メチル化異常・ヒストン修飾異常・mRNA修飾異常にも関係していきます。

ヒトのDNAメチル化、ヒストン修飾、mRNA修飾とキャッピング、脱メチル化やウィルスが関係するところの詳細

DNA複製、DNA・RNA・タンパク質合成の過程で行われているメカニズム、これらを理解したところで、ウィルスタンパク質合成のメカニズムへ。コロナウイルス2は、一本鎖RNAプラス鎖ウィルスで、mRNA修飾やキャッピングがウィルスタンパク質合成の際に行われている。DNAウィルスも修飾を行っているのか??そこまでは調べていないので分かりません👶DNAはシトシン以外にもメチル化しているようですがシトシンのメチル化は代表的なもの。

何でこんなに調べているのか、世間の怖がらせるような情報に左右されたり、よくわからない不安な気持ちでいるなら、ウィルスやワクチンを調べた方が早いと思ったからなんです👶

大元から知りたくて

そこにずっと調べていたDNAメチル化などDNA→RNA→タンパク質合成過程を理解することがウィルス感染やmRNAワクチンの理解に繋がりました。
DNAメチル化も最初はチンプンカンプンでした🤯(笑)
勉強して良かったです。
ここに繋がるとは思っていませんでした。

『誰もが安心するにはどうしたら良いか』

がテーマで更に、勉強を始めました。パンデミックは、実際に起こってしまったので、その理由は沢山様々なことが語られていますが、それよりも、感染や感染後後遺症、ワクチン接種しない選択をしても、接種する選択をしても、どちらも感染は免れないかもしれないし、ワクチン接種する選択をした方の後遺症予防やリスク回避するには、どうしたら良いのか、過去のワクチン被害のことを考えているうちに、

メチレーション回路の代謝は重要であると思いました✨✨

感染後のアフターケアがきちんとできないまま再感染すると、益々メチレーションの代謝が上手く行かなくなり、後遺症のリスクは更に高まるかもしれません。

なぜメチレーションを阻害するのか?
ウィルス感染により、ウィルスタンパク質合成のメカニズムの段階から始まります。


ウィルスタンパク質合成のメカニズムやmRNA修飾やキャッピング、コロナがどのように感染するのか書いたもの

どのように、ウィルスタンパク質を合成していくのか。ACE2受容体結合作用、ACE2受容体発現部位、シェディングやシェディングの疑問。細胞内でどのように感染し、遺伝情報をコピーしていくのか、日本RNA学会のコラムの図を参考に調べて分かったことを付け加えました。コラムのリンク先が発見できなくてごめんなさい。そのコラムの時点では、コロナのRNAキャッピングのメカニズムは解っていませんでした。このように勉強していくとmRNAワクチンの意図していることは理解できますが、mRNAワクチンでスパイクタンパク質を身体の中で作る必要あるのかと疑問に思えてきます??ただの異物に思えてくるのは気のせいでしょうか😅


コロナがどこでmRNA修飾やキャッピングを行うのか、その際に使うメチル化酵素やRNAウィルスの持つRNA依存性RNAポリメラーゼが非構造タンパク質のnsp12〜16にあること。構造タンパク質を理解すると検査の内容が理解できるので書いたものです。                     大阪大学免疫フロンティア研究所の招へい教授の宮坂昌之先生のある講演のYou Tubeの中での説明や他の研究者の方の説明を参考に書きました。                先生は途中からワクチン推奨されるようになりましたが、私が参考にしているのは免疫です。            モデルナのmRNAワクチンも同様のmRNA修飾と変異(スパイクタンパク質986番目リジンからプロリン987番目バリンからプロリン)が入ったものになります。スパイクタンパク質の全長をコードしたものと言いながら、同じではないわけです。モデルナ「エラソメラン4101個」「イムエラソメラン(オミクロン対応株)4092個」。オミクロン対応株は、従来株とオミクロン対応株が1:1で入っているらしいです。ワクチンの図も日本RNA学会のコラムを参考にしました。         

mRNAワクチンのメチル化修飾した核酸と4種類で構成される脂質ナノ粒子LNPこの2つが身体の中で様々な影響を及ぼしているのだと思うのです。

別の投稿でも書いたのですが、

個人的に気になるのは、メチル化修飾したシュードウリジンはもちろんですが、脂質ナノ粒子4種類イオン化脂質(ファイザーALC-315、モデルナSM102)、PEG化脂質(ファイザーALC-159、モデルナPEG-2000-DMG)、中性リン脂質(両社同じDSPC)、コレステロールは、全てメチル基がついていることなんです。成分中コレステロールは40〜50%含まれます。                   脂質ナノ粒子のトータル量は、ファイザー763ug(脂質/mRNA比;25.4)モデルナ1935ug(脂質/mRNA比;19.4)とモデルナが多くなります。              

『疑問』コレステロール代謝物などの核内受容体もあるので、ナノ化した脂質が、そちらに作用して遺伝子発現や制御などの影響はないのかということ。
ひたすらメチル化を勉強していたことから出てきた疑問です。

メチル基(CH3-)がついているものコレステロール、必須脂肪酸、ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモン)、脂溶性ビタミンA.D.E.K、胆汁酸、天然化合物など、核内受容体に作用するものばかりです。


トジナメラン

リルトジナメラン(オミクロン対応株)

エラソメラン

イムエラソメラン(オミクロン対応株)


スパイクタンパク質の特徴。オミクロン株はどんどん新しいものが更に出てきましたね。1年前に変異は5000程発見されていたようなので、パンデミックにより、変異だけでなく世界中の様々な研究がスゴイ勢いで進むのを実感しました。希少疾患などが同じような規模で研究されたらもっと見えてくるものがあるのかもしれませんね。    京都大学ウィルス医再生研究所准教授で、ウィルス研究者の宮沢孝之先生は、予測ウィルス学や病原性ウィルスだけでなく、非病原性ウィルスや動物由来ウィルスの網羅的研究が重要であるとお話されていました。


続いてメチレーションの全体像から見ていきたいと思います。


先ずは、メチレーション全体図の参考にしたリンク先と私の手書きの全体像の図をご覧下さい。図の中で最初に確認して頂きたいところ

(1)

➀全体図のメチオニン回路と葉酸回路
DNA・RNA合成と修復・構築。DNAメチル化・ヒストン修飾、mRNA修飾やキャッピング。タンパク質や脂質合成の際に重要な場所

・DNAメチル化とヒストン修飾(脱アセチル化、メチル化)により、CpG結合部位のピリミジン環5位のシトシンのメチル化 5mc
ヒトゲノム70〜80%

・mRNA修飾m6A N-6位のアデノシンメチル化
・mRNAキャッピング m7G N-7位のグアノシンメチル化、m2’-0G N2’-0位のグアノシンメチル化
・遺伝サイレンシングなどの働き

最初の図をもう少し分かりやすくしてみました

DNA→RNA→タンパク質合成の過程で行われている
転写前・転写後・翻訳後修飾、mRNA修飾、mRNAキャッピングなどの修飾の1つメチル化。
メチル化は、タンパク質の種類によっては、不活化と活性化どちらもされる。
不活化=遺伝子制御
活性化=遺伝子発現
代表的なDNAシトシンのメチル化(5mc)は、不活化で遺伝子制御

mRNAワクチンのシュードウリジンの修飾は、タンパク質合成量がアップしているので活性化??

細胞の発生や分化・複製の際や遺伝子発現や制御などの働き。親からの遺伝など影響を受ける遺伝子が違うので個体差が出てくる

無駄なタンパク質や遺伝子発現を抑えたり、ウィルスなどの外来遺伝子やトランスポゾン(転移因子)による突然変異などからゲノムを守る働きがある。

ゲノムを守ることは、ウィルス感染の最初のバリアになると思います。次に粘膜の免疫→自然免疫→獲得免疫へ。

修飾による働きは、メチレーション回路の代謝が上手く行かないと機能しない。
メチレーション状態は、親からの遺伝で決まるものの、後天的にエピジェネティクスの観点から栄養素などでも調整することができる(遺伝子発現や制御、代謝酵素の活性化や不活化など)

私の場合の弱点の遺伝子は、神経伝達物質系です。
シリーズ1回目の投稿の中で詳しく説明しています!

②全体図

(1)右側のメチオニン回路のホモシステインから下の流れにある、アンジオテンシンⅠとACE、アンジオテンシンⅡとACE2

(2)全体図のHCYホモシステインとホモシステインから下流の硫黄転移経路、解毒抗酸化経路
システイン、グルタチオンなど

(3)全体図の葉酸回路の隣のBH4(テトラヒドロビオプテリン4)回路

(4)全体図の尿素回路のNOS(一酸化窒素合成酵素)とNO(一酸化窒素)その付近の抗酸化系、アンモニア解毒

(5)全体図のTCA回路とミトコンドリア

以上重要なところになります。

私の手書きの図では更に、コロナウイルス感染で影響する場所など赤いギザギザマークをつけました。

こちらで『エピジェネティクス』の説明もあります。細胞の発生や分化に関するエピジェネティクス研究は沢山されていましたが、現在はエピジェネティクスと発がんや様々な病気などの研究が沢山されています。

メチレーション回路が上手く代謝できていると、感染による重症化や後遺症、ワクチン後遺症の予防になり、リスクを回避することに繫がるのではないかと思っているのです。もちろん内分泌ホルモンと神経伝達物質と免疫のバランスも大切になりますが、メチレーションの代謝も重要です。
感染するしないやワクチンを接種するしないに関係なく、整っていることが大切だと思います。
様々な病気の予防にもなるからです。

感染後後遺症やワクチン後遺症関連記事

ギランバレー症候群とメチレーションの関連

上記に関連がある参考記事


私の手書きの全体像

コロナウイルス感染で影響を受ける場所や重要なものに赤いギザギザマーク。酸化還元反応、抗酸化、ホモシステインに重要なキーワードになる栄養素などを書きました。たんぱく質不足や貧血がないことは大前提になります。メチレーション回路のほんの一部です。メチレーション全体で必要になる酵素は80ぐらいと言われています。ドクターエイミーヤスコのメチレーションmapでは、代表的な30種類ぐらいが出てきます。海外のメチレーション検査で調べることが可能です。一般の方でも簡単に検査できるのは、ハーセリーズの葉酸遺伝子検査(MTHFR C677T)です。この酵素の活性低下は葉酸の代謝やメチオニン回路、ホモシステインの上昇などに関係していきます。ごちゃごちゃしていてごめんなさい👶

こちらをご覧頂いた後に

次回➀全体図のメチオニン回路と葉酸回路DNA・RNA合成と修復・構築。DNAメチル化・ヒストン修飾、mRNA修飾やキャッピング。タンパク質や脂質合成の際に重要な場所についてお話したいと思います。

最後にメチレーションとは何か?
簡単にご説明して終わりにします。

私達の身体の膨大な細胞内の代謝回路で行われている化学反応です。

メチレーション(メチル化)には、メチル基が必要になります
メチル基CH3-
炭素は4本の腕が3つの水素と結合しています。残りの腕一本が様々な基質と置換したり、結合することで、不活化、活性化する化学反応です。

そのメチル基供与体の代表選手がメチオニンから合成されるSAMです。次々とメチル基を基質などに渡して代謝していきます。

DNAメチル化などの遺伝子発現制御
アミノ酸残基のメチル化
生理活性物質合成や解毒代謝のメチル化
細胞や代謝酵素の活性調整 その他

1秒間に10億数回メチル化が行われているそうです。

細胞内で行われている化学反応は、メチル化だけではなく様々な化学反応が行われていますが、中でも重要な役割があります。

メチレーションの様々な働き

メチレーションの代謝が偏ることを
低メチレーション(アンダーメチレーション、ハイポメチレーション)
高メチレーション(オーバーメチレーション、ハイパーメチレーション)

ウィリアム・ウォルシュリサーチセンター調べによると、健常な方でも、メチレーションが正常な方は70%、低メチレーションは22%と言われているので、残りの8%は高メチレーションでしょうか。
鬱病の15%は、メチレーション正常
低メチレーション38%
高メチレーション(葉酸欠乏タイプ)20%
自閉症(自閉症スペクトラム)の方は98%低メチレーション、
ADHD68%高メチレーション
他の研究では、双極性障害に高メチレーションが多いが。遺伝子発現領域は、低メチル化で、神経伝達物質系の遺伝子は高メチル化が混在しているなどもあるようです。
妄想型統合失調症高メチレーション
緊張型統合失調症低メチレーション
※ウィリアム・ウォルシュ博士
30年以上に渡り個体差を考慮した分子栄養療法の研究を続けてきた科学者です。 過去数十年に渡り、行動障害、ADHD、自閉症、うつ、不安、双極性障害、統合失調症、アルツハイマー病などの患者のための 栄養による治療法を開発してきたパイオニア
アメリカのFBIなどにも協力していて、エピジェネティクスと犯罪者の方の研究もされています。

癌は低メチレーション、高メチレーションの癌両方あるようですが皆がみな癌になるわけではないようですし、

私は高メチレーションで神経伝達物質などに影響するので、精神疾患に注意する必要がありますが、
私の知り合いは、高メチレーションで自己免疫疾患のシェーグレン症候群の方、高メチレーションでリユウマチの方がいます。

それぞれの影響を受ける遺伝子が違うからなのだと思いました。

『メチレーション状態の検査

メチレーション回路の状態を知るために適しているのがドクターズデータ社のメチレーション検査です。

判定法

① SAH>50、もしくはSAMe:SAH < 4 なら低メチレーション(UM)

② SAMe:SAHが high、もしくはSAMeが高値 なら 高メチレーション(OM)、 低値ならUM となります。』

こちらは分子栄養学やメチレーション、エピジェネティクスの考え方など
を取り入れているクリニックで

自費診療の検査になるので、簡単には検査を受けられません。

ウィリアム・ウォルシュ博士によると

全血中のヒスタミン量が70ng/ml以上なら低メチレーション
40以下ng/mlなら高メチレーションの可能性が高まると言われています。

日本では検査できないので

ヒスタミンは好塩基球の内に98%内在するらしいので
以下の計算方法で簡易チェックができます。

『白血球WBC×好塩基球Baso%÷100

70以上低メチレーションタイプ

40(30と説明している場合もあり)以下高メチレーションタイプ』

私は、過去に手術した際は、20ぐらいで、30を少し超えるぐらいで経過しています。高メチレーションなので、メチル基が多くアミノ酸のメチオニンやSAMが増えるとメチル化を促進する栄養素なので、コンディションに影響します。

低メチレーションの方は、メチル基が少なく葉酸やナイアシン(VB3)がメチレーション抑制に働くので注意が必要になります。低メチレーションでも葉酸が不足している方もいるので、個体差があります。葉酸の不足や代謝の低下は、ホモシステインをメチル化して再メチオニン合成する経路に影響します。この反応により、DNAとRNAの合成も進みます。メチル化された葉酸もメチル基供与体として働くので、SAMとメチル葉酸、VB12不足により、メチレーションの中でも先ずは重要なメチオニン回路と葉酸回路に影響します。次回の投稿で、メチオニン回路と葉酸回路についてお話したいと思います。

メチレーションのタイプによっては、動物性たんぱく質が必要なタイプと野菜中心で、程よく動物性たんぱく質を取り入れるぐらいが良い場合があるのです。
植物性食品、動物性食品の良い悪いではなく、どちらも、食べる際の注意点が人によってあるのだと思います。動物性食品は、食品中の細胞増殖に関係する過剰なエストロゲンの排泄やその代謝物質カテコールエストロゲンが悪性のものから良性に変換されるための解毒排泄も重要です。

メチレーションの関連記事リンク先もご紹介しておきます。

私が過去に副腎疲労に伴う鬱病を患ったので、精神疾患や神経伝達物質系の話などの観点から話す内容が多いのですが、動脈硬化、高血圧、脳血管疾患、心血管疾患、慢性疲労症候群、副腎疲労、認知症、発がん、自己免疫性疾患、アレルギー、薬物・化学物質過敏症、不妊、胎児の神経管障害や二分脊椎、奇形・発達障害予防、様々な問題にメチレーションの代謝は関わっています。


ウォルシュリサーチセンター

宮澤賢史先生の団体。分子栄養学、分子整合栄養医学、オーソモレキュラー療法を捉えていても、メチレーション理論やタイプの違いまで考慮されていない場合もありますが、こちらの団体では学べます。

BH4合成と神経伝達物質合成経路。コロナウイルス感染でも重要な補酵素です。内分泌、神経系、免疫、循環器系にも関与するようです。私は最初、神経伝達物質合成や一酸化窒素合成の補酵素、抗酸化関連、アンモニア解毒に必要なことを知りました。他のことも調べたいと思います。メチレーション回路のBH4回路を理解することに繫がるように思います。


画像の向きを変えられなくてごめんなさい👶


盛り沢山な内容でしたが、ここまで読んで下さってありがとうございました👶

Brilliant Beauty Message Kaori🌿








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