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好きの定義

なぜ人を好きになるのか。好きってなんだろう。最近たまに考える。

私は、私と正反対の見た目の、似たような性格のあなたに惹かれているのに

なぜあなたは、あなたと正反対の見た目の、似たような性格の私に惹かれないのか。

これはふざけて友達に話したりするけれど、割と本気で気になっている。


まず好きとは何なのだろう。
授業で読んだ本には、好きという愛の気持ちと、欲望は別のものであるのに一緒に考えられてしまっているから切り離すべきだと書いてあった。好きだから欲望が出てくるのではなく、好きと欲望は別物であるのに、同時に起こることがあるから、好きと欲望は繋がっていると考えられてしまいがちである。

しかし、この欲望は愛とは別物の、欲望という1つの感情にすぎないらしい。そうだとしたら「好きになる」とはどういう状態を言うのだろう。

友達と「好きの定義」について話したことがある。その時に出てきた案をいくつか紹介したい。

・その人のことを目で追っているのに自分が気づいたら。
・その人の名前が呼ばれているのを聞いてドキッとしたら。

好きの定義は人それぞれで、普遍的なものは存在しないと思っていたけれど、なんとなくわかるなあと言う人もいるんじゃないかと思った。

これも欲望と結びつけて考えてしまっているのかな。どうなんだろう。こういう、どうでもいいじゃんって言われてしまいそうなことを話せる友達がいるのも嬉しい。

そもそもなんで強制されてるわけでもないのに私は異性を好きになるのだろう。最近ではLGBTやトランスジェンダーの認知度が高くなってきて、恋愛にいろいろな境がなくなってきたけれど、ゼロで生まれてきた私たちが、無意識に異性を好きになると思っているのはなぜなのだろう。

みんなゼロで生まれてきているのに、こんなにも好みのタイプが分かれるのもなぜなのか、気になる。私が薄顔が好きなのと同じように、あの子は濃い顔が好き。この分かれ道はどこだったんだろう。そもそも私の好きなタイプって、どこから形作られたのだろう。初恋なのかな?


「好き」について考えれば考えるほど、気になることが出てくるここ最近の私。

結局このノートでは結論が出なかったけれど、ぼんやり「好き」について考える凛とした冬も悪くないなあ。そんなことを考えて歩く夜。肌寒さに纏われながら暗い街を歩くわたしは切なさに心躍る自分にちょっと気づいたんだ。
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本をたくさん読みたいです!!!