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保育園選びは人生初の社会選び

現在0歳と3歳(2歳児クラス)の育児を奮闘中です。

3歳の娘はちょうど1歳になる頃から保育園へ行き始め今年で3年目
(4月生まれなのでほぼ1歳だけど0歳クラスでの4月入園でした)

今年度で小規模保育園を卒園のため
来年以降の彼女が毎日過ごす場所をどうするかを夫婦で相談しつつ
見学に行ったりしている中で気づいた事。
過去の振り返りも含めて記録しておこうと思います。

約2年前、コロナ禍と同時にスタートした娘の小規模保育園生活でしたが
園を選んだのは約1年前だったので園の見学が普通にできた頃。
生後4ヶ月ぐらいの頃に8件程度
市内の保育園に夫と休みを合わせて見学に行きました。

園の見学で見るべきポイントとは?

園の見学をする時に何を見るかは人それぞれだと思います。
どんな体験や経験ができて、それを通してどのように成長できるか?
給食や持ち物等の保育環境は?など。
私も気になりましたし、実際に色々質問もしました。
インターネットで「保育園見学で質問しておくこと」などの項目を調べて
さらに各保育園の情報は、実際に通わせている人の話を聞いて
何件かの情報は把握していました。

が。
いっちばん大事なのは細かい情報や条件ではなく。

「空気」でした。
具体的には園全体の空気。
子供たちの空気。
先生たちの空気。

その空気に実際に触れてみて「いい!」と思えるかどうか。
百聞は一見にしかず。
空気って割と園によってほんと全然違うものでした。

見学に行くとそこが比較ができます。
(8件はしんどいので推奨は3件以上)

その比較の中で夫婦で「この園めっちゃいい」っていう直感ビビビなところがあったので私達は幸運でした。

この保育園に決めた理由

ちなみに我々夫婦の場合の保育園のお気に入り最大ポイントは
見学したどの保育園より、子供がそれぞれの気持ちのままに過ごしていたこと!
夏の暑い日の朝9時半の見学だったのですが
外のお庭で保育士さんも絶対着替えが必要なほどの大胆な水遊び。
室内では0歳クラスが遊んでいて。
1人すでに布団で爆睡している2歳ぐらいの子が。
「あ。なんか、もう眠かったみたいで〜。。。」とのこと。
THE自由!!!

だいたい午前中に見学に行くと
今は〇〇の時間と決まっているものなので
その中でつまらなそうにしている子も
割とその〇〇時間に駆り出される感じ。
けどこの園にはそれが全くない感じ。
本当だったらお家でその子のペースを大切に育てたい時期。
集団生活や、推奨される生活リズムに囚われすぎない感じが、自宅で親が保育する環境に近く感じたこと。
何よりその子の気持ちが大切にされているように感じた。
それが本当にまさに「空気」が良いな。でした。

その他で、他の園との違いを感じたところは
②先生方が見学当時生後4ヶ月の我が子を「かわい〜」って群がって言ってくれた事
どこの園も0歳児クラスがあるので、基本的に赤ちゃんは見慣れているはず。
可愛いとは言われても、ほぼ全員の保育士さんに群がって可愛いとは言われなかった。子供を愛する気持ちが強い園なんだなって感じた。

③小規模保育園なので0歳〜2歳クラスのみの編成なので
近い年齢の子達でわいわいしているイメージがよかった。
割と0歳〜2歳と、年少から年長はかなりの歳の差で、遊びから何から必要なものが違うと思ったので小規模の方がより家庭的になりやすい気がします。

④保育者がほぼ子育て終了世代で小さくても中学生以上のお子さんがいるような保育士さんが多かったので、大先輩ママ達に子供を預ける感じ。
だいたいの園は若い先生で構成されています。
これは年少〜年長は体力的に年配の保育者では難しいからかもしれませんが。
0歳〜2歳の我が子を預けるのに、育児経験者ばかりの園というのは安心感がありました。

来年度の園選びがスタート中

そんな保育園選びを経ての来年度の園。
新しい保育園か、幼稚園。
どうしよう。

園選びはそのまま仕事と育児のボリュームに直結する。
私の数年とその後に続く人生を左右するのだ。

以前に書いた記事での心境の変化から
幼稚園の選択肢がむくむく浮上しているこの頃。

見学ができなくても電話で問い合わせるだけでも
割と園の雰囲気ってそれぞれ出るので
面白いものだと思います。

住んでいる地域では
保育園は今は見学は不可ですが
幼稚園は割と見学OKだったり、園の入り口までは入室OKで説明が聞けたりしました。

保育園は働く前提の場なのでつい仕事を増やしちゃう私

夫婦共働きで、サービス業な我々なので保育園の方が間違いなく働きやすい。
でもこの2年ちょっとを振り返ると保育園を選択すると
働く為に預けるという名目があるので、やっぱり仕事中心の生活になる。
まずは子供の予定ありきではなくて、仕事の予定ありきになる。
私の性格からも仕事は多少無理してもガンガン入れてく方なのでなおさらだ。

ならば。
働くことではなくて、子供の生活を主体においた幼稚園を選択するか。。。
と。最近夫婦で話しています。

しかも最近見学して気に入ってしまった園は幼稚園ではなくて幼児教室。
保育者と保護者が共同で運営していくので保護者もかなり園に関わる。
まさに子供の成長をLIVEで見れる環境。

最近は幼稚園でも延長保育があるがそれも無し。
時間は14時まで。
週1は11:30まで。
土日休みなのでサービス業的には痛手。
私が休んだとしても夫は休めない。家族全員の休みは長期休暇以外は無し。
土日がワンオペ育児に。。。
入園卒園前後の休み、春夏冬の長期休みはどう働く?
課題は山積み。

だがしかし。
「この園めっちゃいい」って夫婦でなってしまっている。。。
空気がいいのだ。

見学で気に入ったので園庭開放にも参加したのだが
・いつも固まりがちな娘が割と積極的に遊びだしていた
・子供たちが誰の子かわからないぐらい大人に対していい意味で遠慮がない
(園庭解放中めちゃくちゃ話しかけられた。むしろもみくちゃになるぐらい一緒に遊んだ)
・5月に見学だったがお部屋で音楽の時間に入園したての年少クラスは外で自由に遊んでて、その子それぞれの気持ちのまま行動してる感じ。

THE自由!アゲイン。
今通っている小規模保育園と出会った時とまさに空気が同じなのだ。
さらに、年齢が年少〜年長というだけあって、子供同士の関わり思いやる場面もある。
それが自然に、自発的に発せられるまで大人が寄り添ってる感じ。

人生初の世界への入り口を選んでいるのだ

小学校に行けば自然と集団生活を課せられ、なるべく個性は平らにされていく。
ならばそれまでぐらいは、まだ不確かな自分を大切にしながら他人と関わっていく。
そんな人生初の社会を選んであげたい。

仕事の時間は殆どなくなる。
それは私にとって
自分の大切な一部を手放していく不安のようなものがある
仕事好きで育児嫌いな私には大変過ぎることは間違いない選択だけど
貴重な小学校に入学前ぐらいまでの幼児時代を
できる限り子供と一緒に過ごして
我が子がどんな子で、どうやって成長するかを見ておきたい。
それも諦めたくないというのもまた自分の一部なのだ

きっと大きくなって
どんどん手が離れて社会に向かって歩き出していく
子供たちを見た時に
あの時あの道を選んでよかったって
そう思えるようにこの道でやってやろうじゃないかって少し思っている

が、それを確信にする為にも
幼稚園見学は続けようと思っております
(一つ予約済み)

空気が良い場所に通ってみてどう感じるか

今年で3年目となる小規模園での生活。
本当に満足しています。
もちろん全てが完璧な園なんてないので、不満が全くの0ではありません。

でもそんな事よりも、その見学した日の空気のままに
娘の個性をそのまま見守ってくれて、楽しんでくれて。
この園で過ごした日々が彼女の中で記憶には残らなくても、親以外の大人にもたくさん愛されて大切にされたという体験の核としてきっと残ってくれるだろうと感じています。

彼女が初めて経験した社会が自分の心に蓋をするようなものではなく
自分の心を社会でどう表現していくのかを体験しながら、模索していく日々になったこと。
それを見守ってくれている保育者の皆さまに心からの感謝を。

保育園はあくまでも働く為に預ける場所なので、4月入所での年齢(月齢)や、職場や自宅との距離など、勤務状況による点数など。
必ずしも気に入った園だから預けられるわけではありません。

でも。
1日の中の長い時間を過ごす場所だから
「この園の空気。良い感じだな」って、夫婦で思える場所に
子供を毎日送り出してあげたいのです






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