【JR線全線乗車の旅】山陰本線冬紀行【後編】
ども、ゆさっちです。
1月14日、京都から幡生(下関市)まで山陰本線を巡る旅の2日目です。
前編をご覧でない方は、こちらもご覧いただけるとうれしいです。
ヾ(*´∀`*)ノ
昨日、京都を発って昨夜は島根県益田に一夜の宿をとりました。
軒を強く打つ雨音で目を覚まします。
時刻は午前4時30分。
今日は6時前の列車でスタートするため、今日の路程に想いを馳せつつ、もそもそと準備に取りかかります。
雨を避けながら駅に駆け込むとホームには本日のファーストランナー5時56分発長門市行の普通列車が発車を待っていました。
自分の他に乗る人もないなか、発車時刻になると列車は静かに動き出します。
車窓はまだ闇に包まれている中、一人列車に揺られているとこの列車に異次元の世界に誘われているような錯覚に捕らわれます。
行き着く先はアンドロメダの駅かそれとも「きさらぎ駅」か。
他の方が乗ってくる前に、コンビニで買ってきた朝食を済ませてしまいましょう。
山陰といえば「白バラ牛乳」です。(*´ω`*)
終着駅に近づくごとに次第に通勤・通学客を拾いながら、益田からは2時間の旅、長門市駅に到着しました。
この長門市駅からは、仙崎という漁港の街に向けて2.2kmの短い支線が出ています。
通称「仙崎支線」といわれるこの路線、ゆさっちの未乗線でもあります。
さっそく乗ってまいりましょう。
(長門市駅で列車撮るの忘れちゃった)
てな訳で仙崎駅です(´∀`; )
中にはモザイクでこの仙崎出身の詩人金子みすゞの肖像がありました。
このモザイク、近づいてみると多くの方からのメッセージが書いてあります。
さて、この駅まで着た列車は折り返し8時7分発で長門市に折り返していきます。
どうしようかな、7分の滞在でこの地を去るにはあまりに惜しい。
でも、次の列車は12時32分。
まあ、長門市駅までそんなに距離はないので、帰りはタクシーにしましょう。
てなわけで、ちょいと散策です。
駅から通りを5分ほど歩いたところに金子みすゞの生家があり、現在は記念館になっています。
この空間に身を委ねながら、26歳で早逝した彼女の生涯に想いを馳せます。
彼女がこの世に出るには、時代が早すぎたのかな…。
そんなことを考えていました。
さて、記念館の方にタクシーを呼んでいただき、長門市駅に向かいます。
途中、運転手さんが支線に触れて、
「誰も乗ってなかったでしょ、でも近くの水産高校の登下校時にはすごく混むんですよ。」
この話を聞いたとき、少しほっとしました。
「この支線にはまだ負っている役割があるんだ。」
長門市に到着して、この後の旅程について少し考えます。
ここから先に進む列車の発車時刻には結構間があります。
「…美祢線に乗っちゃうか。」
美祢線とはここ長門市駅から中国山地を越えて山陽本線の厚狭駅を結ぶ路線で、ここも未乗線なのです。
往復すればいい感じで山陰本線の列車に乗り継げそうです。
今回のメインテーマではなく、山の中を走る路線という以外さしたる特徴もなかったので端折りますが、折り返しの厚狭駅で駅前の銅像が印象に残ったので御紹介します。
誰の銅像か判りますか。
答えは「寝太郎」なんです。
そう三年寝太郎の(´∀`)
正体を知って、あたしゃ脱力しましたね。
地元にとっては福の神的な存在だそうで、山陽小野田市のWebサイトにも詳しく載っていますので、興味のあるかたはご覧下さい。
さて長門市駅に戻ってまいりました。
またまたキハ47、小串行の普通列車に乗ります。
この辺りから車窓には日本海が寄り添います。
線路と海岸線の間に小さな集落が点在しています。
ここで問題です。
この駅はなんと読むでしょう。「特牛」
シンキングターイム♪(* ˃ ᵕ ˂ )b
答えは…「こっとい」です。
よく難読駅名の上級編として取り上げられる駅です。
普通読めませんよね(´∀`; )
小串駅では山陰本線踏破のラストランナー、下関行の普通列車に乗り継ぎます。
ここからは下関の近郊といった雰囲気で、乗客も多く車窓には店舗や住宅地が広がるようになります。
そして列車は山陰本線の終点、幡生に到着します。
日本最長の路線、山陰本線を全線一気乗りしました。
以前は日本最長の路線は東北本線でしたが盛岡以北の新幹線の併行区間が3セク化され、現在に至ります。
山陰に新幹線が通ることはおそらくなく、路線距離だけでなくこの「偉大なるローカル線」という魅力も当面変わることはないでしょう。
以前は全国そこここであった魅力的な鉄道風景。
みなさんもちょっと覗きにきませんか。
さて、今回はここ幡生駅でお別れです。
スキ、コメント等のお忘れ物はございませんか?
また、次の鉄旅でお会いしましょう。
CAMERA
LEICA SL2
Vario-Elmarit-SL F2.8–4/24–90mm ASPH.
iPhone14 Pro Max
---
♥️スキ!ボタンは、誰でも押せます!
noteにユーザー登録してなくてもOKなんです。このページの「ハートのボタン」をポチッとして頂けると、筆者はとても喜びます!どうぞよろしくおねがいします♬
旅のこぼれ話は、旅先から直接ツイートしています。
Twitterもフォローいただけると嬉しいです。ヾ(*´∀`*)ノ
@broiler1966
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?