見出し画像

極寒~-4℃の川へ~

12/2~3にかけて、山梨県へコテージ泊をしておりました。

気心知れた仲間10人だったのでとても楽しかったのは、
当たり前でした。

僕の記事を読んだことある方は、ご存じかと思いますが、
僕は健康オタクであり、
少しねじが抜けた人間でございます。

そして、今回のコテージ泊でどうしてもやりたいことがありました。

それが、【寒中入水】

なぜ、寒中入水なのかと言うと、体に寒冷刺激を与えると、細胞が活性化し、免疫力を高め、更に細胞をコントロールしやすくできるというメカニズムによるもの。

気になった方は、【ヴィムホフメソッド】と調べてみてください。


極寒の明け方

幸いなことに{?}2日目の朝は、なんと-4度!

朝の気温

氷点下!?と嬉しさとヒヨった気持ちとを抱きながら、
寝起きの体にあったかいほうじ茶を一杯。
そして、すぐさま水着に着替え、皆の寝顔を横目に、
いざ、川へ初陣。

タイミングよく、紅葉がとても綺麗だった。

川の岸辺につくと、早速ウォーミングアップ。
ウォーミングアップと言っても、ひたすら、呼吸をする。

ただ、始めだけ、蟹股の四股を踏んだ状態で呼吸を続ける。

これで体を温める。

その後は、程よい大きさでフラットな岩の上でひたすら呼吸を繰り返す。

さて、皆さまは氷点下の岩の上に座ったことがあるだろうか。

とても冷たい。

外気よりも冷たい。

そこの上でひたすら呼吸をする。

集中できない。

けど、その状態で呼吸に集中する。

メディテーションと同じだと思う。

ただ、メディテーションは頭に浮かぶネガティブやポジティブな感情、考えを排除して、ひたすら、呼吸に専念するというもの。

こちらは、5秒に一度は冷たさがよぎる。
雑念ではあるが、日常の悩みなどではない。

けど、差し迫った悩みであることは間違いないので、呼吸に集中する。

体にはミトコンドリアと言うものが存在していて、こいつらは酸素をエネルギーとして体を燃焼する。
現在、僕の生命線を司っている主である。

彼らに呼吸を続けることで酸素を送り届ける。
ただ、途中で吐ききった状態で息を止める。

そうすることで杯から送られてきた酸素以外に、酸欠と言う危機から血中に残っている酸素をも使うように体が働く。
こうすることで体が効果的に酸素を使うことを覚えていく。

つまり、極寒の地で生き抜くための状態整える。
ある程度体が温まってきたと感じたら、待ちに待った川への入水。

まずは、足先から・・・。

「ん?意外と冷たくない。」

ひょっとすると、既に感覚がマヒしているのかもしれない。

そのまま、下半身がつかる位置まで入る。

死んだ。


僕は、毎朝コールドトレーニングと称される、こちらのトレーニングを水シャワーと言う形で2年やっているのだが、次元が違った。

入った腿まで入った途端に、極寒が襲う。
そして、凄いことが起きた。

細胞の覚醒

漫画や映画などで、主人公が敵に追いつめられると
急に覚醒する瞬間があるだろう。

まさにそれと同じことが起きた。

腿を始めとする、下肢がピキピキ言いながら、
血管無理矢理血管を増やしている。
毛細血管と言われるやつだ。

なぜ、そうするかと言うと、
血管によって体の熱量が上がるから。

この状況で言うなれば、
毛細血管を広げなければ、
この極寒に負けて体が死ぬ。

ところで、僕の体は僕の物なのだろうか。
どちらかというと、僕以上にこのミトコンドリアの依り代であると
最近感じている。

だから、僕が生命の危機を感じている以上に、
ミトコンドリアが危機感を抱いて、
それに伴って、最善策を体に講じているのではないだろうか。

と、呑気なことを言っているけど、
本気で死活問題だ。

毛細血管が伸びていることは全然かまわない。

けど、この無理矢理伸ばしているピキピキと言う感覚、
とても痛い。

そして、この冷水もとても痛い。

内からも外からも攻撃されているのだ。

ここで更に意を決して、肩まで入る。

いけると思ったからだ。

「いけた・・・。」

腿よりも楽だ。

楽だけど、呼吸が浅くなる。

それではだめだ。

浅い呼吸は心臓に負担がかかるし、
酸素の供給が不足する。

大事なのは深い呼吸で、
集中して体を温めることに専念すること。

例え、どんな極寒であっても。

「整った。」

では、最終段階。

頭まで入る。

「いけた。」


頭まで入ってみる

いけたけど、水中で起きていることがこれまたすごい。

頭の毛根と頭皮がビシッてなった。

全然表現が伝わると思っていないけど、
ビシッとなった。

なんかそのまま凍ってしまったような感覚。

感覚が研ぎ澄まされた結果なのかはわからないけど、
なんとも言えない感覚。

不思議と生命の危機も感じず、
頭のそのよく分からない感覚をじっくり味わっていた。

そして、頭を出す。

大きく深呼吸。

多分、めちゃめちゃ寒く感じているのだろうけど、
全然記憶にない。

体が寒さに適応した気がするので、
再度、潜ってみる。

あの頭の感覚リベンジャーズ。

結構長く入っていた気がしたけど、
実際秒程度だった。

初めてのトレーニングだったため、
この辺で切り上げた。

わずか、3分の出来事である。

今思うと、呼吸を止めてどれだけ水中にいられるか。
というものをやっておくべきだった。

実際、そういうトレーニングをしているのだから。

寒中入水の全貌を紹介したところで、
この辺で切り上げようと思う。

明日は、この後何が起きたか、
そして、このメリットに関して書きたいと思う。

お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?