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蟹座 7度(6.00~6.99)

蟹座 7度のサビアンシンボル
「月明かりの夜の二人の妖精」
Two fairies on a moonlit night.

6度で生物の本能的「母性」に目覚めた蟹座は、さらにその奥にある人類が持つイマジネーションの扉を開きます。これは元型的「物語」の持つイマジネーションの話で、もう少し率直に言えば「死後の世界」の扉を開いたという事です。

大変よく知られている太古からの元型的物語として「シンデレラ」があげられます。人類学者の中沢新一さんによると「シンデレラ」と同じ構造を持つ物語は、ヨーロッパのみならず世界各地で、しかもそうとうに古い時代からある事が分かっているそうです。そう理由づける特徴は物語に出てくる料理をする場所の事で、現在の言葉で言えば「キッチン」、昔の言葉で言えば「竈(かまど)」の存在です。

料理はそのままでは「食べられない」食材を、切ったり、火にかけたり、煮たりして「食べられる」ものに変化させる場所です。これを占星術的要素で言えば「土(食材)」「風(切る)」「火(焼く)」「水(洗う、煮る)」という4つすべての要素を使って、それこそ錬金術的に素材を「食べられるもの」に変成させてしまうのが「料理」であり「竈(かまど)」のある場所です。そのため古来より「竈」には霊的な力があると考えられており、その典型的な例が「シンデレラ(灰かぶり)」という事です。

つまり「シンデレラ」は、いじわるな継母や姉たちによっていつも竈での作業を強いられますが、そのために彼女には普通にはない(火や土や風の要素にはない)死後の世界とつながる霊的な力が宿り、それが魔法使いとして現れる話なのです。ここから先は研究者の考えにもよりますが、上記の理由のためにそもそもシンデレラの行ったお城やダンスを踊った王子様は死後の世界の話で、彼女は実はもう竈の前で亡くなっていたのではないか。という読み方もあるそうです。

「竈」から生まれる日々の「食事」から「死後の世界」の扉は開き、そしていったん扉が開くと、これほどまでに人類に多種多様な物語を授けてくれるイマジネーションの世界ですが、これを一番初めに純粋に感じそわそわワクワクしてしまうのが、蟹座の7度ということです。

誕生日なら6月28~29日
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