双子座　26度のサビアンシンボル
「森の中の冬霜」
winter frost in the woods.

25度で成長させたいものを成長させて、そうでないものを切り落とす事をした双子座は、26度で自分の能力をさらに研ぎ澄ますようにあえて逆境の中へ入っていきます。

以前、ある会場で「双子座の事を一言でいったら？」と聞かれるとき冗談も含めて「ガラクタ集めが大好き」と答えたりしましたが、それは初期度数の双子座は目の前に広がった比較対象だらけの世界を好奇心と興奮を胸に突き進み、いろんなものを集めるので、それを端的に表現したものです。そこには軽快と軽率の入り混じったイワユル「軽い」雰囲気がありましたが、しかしこの26度までくると同じ双子座とは思えないほど鋭い緊張感を醸し出します。

それは後半の双子座の意識は「自分の能力はどこまで上げられるのか？」という個人能力の向上の方に向かっているからで、ここまで来るとあえて危険な山に登ったり、凍えるような滝に打たれたりと「苦行」を好む人も出てくるかもしれません。もちろん持ち物も最小限にして、初期度数の双子座のような「ガラクタ集め」の様子は全くありません。むしろここでは、どこまで最小限の資材で生きていけるのか？を通して自分の核のようなものに近づこうとしている様相を感じます。

そんな26度の双子座は「孤立した自我」の持ち主ですが、蟹座に入ればその個性も地域や民族性の中に埋もれている事に気が付くので、その前に最後のあがきとして個人能力で行ける高みを目指すのです。

誕生日なら6月16～17日
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