見出し画像

蟹座 10度(9.00~9.99)

蟹座 10度のサビアンシンボル
「完全にカットされていない大きなダイヤモンド」
A large diamond not completely cut.

9度で言葉にならないイメージを、それでも何とか掴もうと努力した結果、10度で確かな意味や意図にイメージを昇華させる技術を得ます。伝えたいものを伝わるようにカットしていき、品質の高いダイヤモンドに仕上げるのです。

概念に限らないことですが「言葉」にするということは、内容を切断し「アレ」と「コレ」の違いを明確に細分化する事によって、特定の「意味」を作り上げることです。普通の会話なら言葉の意味などはそこまで厳密にする必要は無く、むしろある程度は柔軟に変化させる余白がある方が楽しい。しかし哲学のように「こういった思想(概念)を他人に”ちゃんと”伝えたい」となると一つの単語にさえ厳格に規定する必要がでてきます。そういった作業がシンボルでいう所の「ダイヤモンドの制作過程」なのです。

伝えたい事に対し精密にカットを加えて、どこからどう見ても完璧なダイヤモンドにすることで大手デパート(哲学なら論文の発表など)においても耐えられる品質にするのです。

ただし言葉にするために元の素材をカットしていますので、その間に沢山のイメージは削げ落とされています。つまり素晴らしい光を放つ概念であればあるほど、実はそれ一つでは伝えきれていない「落とさざる負えなかったもの」も沢山あるという事です。それは例えば「マルクスの『資本論』が経済に影響を与えた」のは事実ですが、だからといって「経済がマルクスの考えを正しく理解した」かは別で、むしろ出版された当初は「読み間違い」の方が広まっているような所がありました。その為に後々の研究者が他の著書や参考文献などから「マルクスが元型とした概念は?」という研究を進めてきたのです。今では”多分・・・?” ”大体・・・?”マルクスの考えを捕えたと言えるのではないでしょうか。

つまり素晴らしい光を放つものであるほど、感化された自分自身の理解を疑う必要があることもここでは示しているのではないでしょうか。角度を変えるだけでも輝き方は変わります。そして削ったものを一つ一つ付け加えてみたら、全く別物に変わるかもしれません。

誕生日なら7月1~2日
#三宅健(タレント・俳優)7/2
#江頭2:50(お笑い)7/1
#國分功一郎(哲学者)7/1
#板橋駿谷(俳優)7/1

#サビアン #西洋占星術 #占い師 #飯能 #絵 # #sabian #symbol #astrological #蟹座 #かに座 #cancer

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?