牡羊座　9度のサビアンシンボル
「水晶を凝視する人」
A Crystal gazer.

8度で目に見えない宇宙原理的なものを知覚するセンサーを得た牡羊座は、そのままでは言語化できないものを9度で形にしようとします。

分かりやすく言えば、それはシンボルにあるような水晶の効果です。水晶はノンフィクション作家の立花隆さんも著書「臨死体験」の中で「自分もやってみたが、確かに何かが見えてくる」とコメントしている通り、人は何もない空間を見続ける事が出来ないため、そこに何かしらの像を映し出します。

それはつまり、意識の表面にある印象が何もないため、精神は自己を安定させるために、より深い意識に潜り、そこにある情報を映し出すのですが、牡羊座9度の人は水晶などを使わずにその深い層の意識から像を結ぶことが可能となるという事です。

ですが、この像は決して日常的に意味のあるものではありませんし、霊的なものでもありません。しかし、意識の少し深い層の内容であり、尚且つ自分の表面的な意識ではどうしようもできないものである為、結果として傍観者として世界の全体を把握するような視点となるのです。

先ほど日常的に意味はないと言いましたが、この度数の影響が強い人にとっては当然意味のある行為です。
ですので、この人には静かな場所と時間が必要です。その中で、やっと自分の道しるべとなる像が見えてくるのです。

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