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投資初心者の新NISA月誌[01]

 2024年1月から新NISAが始まりました。以前の旧NISAも少々触っていたのですが、初心者の経験をお話することでみなさんの導入の一歩になればと思います。


まずは1ヶ月の経過から。

楽天証券2024/02/06時点の投信ポートフォリオ

 5万円の積立金が5万3616円になり+3616円の利益が出ています。実に+7.23%の増加です。この1月から始まったということで多くの人の注目が集まりお金も集まり株価が上がっているからなのでしょう。

 1ヶ月でこれほど増えることは通常はまずありません。だいたい+1~2%ほどが平均でしょうか。特にS&P500という銘柄は優秀でほぼ下がることがなく上り続けています。初心者が投資するならこれ1択と言って良いと思います。

 これまでの人生ではずっと預金は銀行口座に入れていて利子0.001%とかでほぼ無いに等しいものでした。投資はプロがやるもので素人はかもられるだけと手を出さずにいたのですが、3年ほど前から株式を始めてみたのです。

 最初はLINE証券を利用しました(現在は楽天証券です)。理由は単純でLINEは毎日利用するアプリなので知人の通知を見るついでにパッとLINE証券に切り替えてあの株どうなったかななど確認や売り買いがしやすかったからです。
 スマホだけで完結し、アプリの使い勝手も非常によく見やすくもあり、手数料もほぼゼロに近いくらい安く、多くの企業の株が1株から数千円で購入できたという手軽さもありました。

 当初はぐぐんと株価が上がった銘柄をヨシ!と購入して儲けようとしていたのですが、だいたいそういう株は買うと下がって損をしてしまうものです。投資のプロは株価が上昇する前に買い、素人は釣られて買ってしまいプロが売り抜けて株価は下降してしまうという典型的な素人判断でした。

 そこで毎日の株価を見て一喜一憂するのを辞めました。短期的に伸びそうなベンチャーを買うのではなく、長期的に見て何十年後でも生き残っていそうな大企業の株を中心に買い、放置するという方向に転換することにしました。

昨年までのポートフォリオを見てみましょう

LINE証券2023/11/13時点のポートフォリオ

 その結果がこちらです。ゲームが好きで毎日遊んでいるので任天堂株を1株55000円ほどで当時購入したのですがゲーム事業が好調で+26.72%の伸びとなっています。さらに2月の現在は任天堂株が83000円まで株価が上がっています。

注:現在は株式分割が行われ1株が10株になりました。

楽天証券2024/02/06時点の株式ポートフォリオ

 他にもセブン、三菱UFJ、ソフトバンク、INPEXと大企業の株を所持しておりそれぞれ20~150%株価が上昇しています。株数が1か2と少ないので儲けはわずかなのですが初心者のうちはそういった買い方で良いと思います。
 ときどき送られてくる四季報で会社の将来の方向性を読むのも面白いですね。数十~百円ですが年に1回配当金が振り込まれるのも楽しいです。

 投資がうまく全部儲かっているように見えますが、損した株は損切といって売ってしまったので見えないだけです。株だけトータルで見れば多少プラスになっているかなという感じです。

 他の銘柄を探していたところ、投資信託というものを知りました。こちらは毎月何万円を積み立てて上昇分も合わせて複利で雪だるまのように増えていくという形態の投資商品です。

投資信託とは、

 簡単にいうといろんな企業の良いとこ取りの株を毎月自動で購入してくれるのです。もちろん株価なので下がることもあるのですが、ボクが購入しているS&P500という銘柄は、アップル・アマゾン・マイクロソフト・テスラなどで構成されています。たとえ国が潰れても生き残りそうな企業ばかりです。

LINE証券2023/11/13時点のポートフォリオ

 LINE証券では月々3万円ずつ積み立てていたのですが、13ヶ月積み立てた39万円が、+75677円の+19.4%上昇で465484円となっています。(多少減っているのは手数料が引かれているから?)
 その下の野村スリーゼロという銘柄も優秀で月々2000円ずつ積み立てていたのですが、9ヶ月で+3532円の+19.62%上昇で21532円となっています。

 わすか1年ほどでこれだけプラスとなるのだったら、銀行に預金しておくよりいいですよね。

 このまま保有し続けて、積み立てれば積み立てるほどお得で売却するつもりはなかったのですが、本家のLINE証券が2023年12月で閉鎖してしまったため、仕方なく売却し楽天証券に切り替えてイチからまた積立投資を始めることにしたのです。ちょうど新NISAがスタートするタイミングで良かったと思います。 

株は売却したときに税金がかかります。

 株は、儲かった分の20%が国に取られるのです。これは酷い。国が国民に貯金ではなく投資をすすめる理由はここにあります。国民は損をすれば自己責任。得をすれば国の儲けとなるからです。
 例えば国民全員が株をやり1兆円儲けたとすれば、2000億円がノーリスクで国の収入になるのです。これはおいしい。 

そこで新NISAです。

 なんと新NISAで儲かった分からは税金をとられないのです!無税なのです。それが新NISAをオススメする理由です。旧NISAとの違いは投資枠の拡大ですね。

 旧NISAでは年間40万円までの投資枠でした。なので以前は月3万ほど積み立てていました。新NISAではそれが年間120万円まで投資枠が広がりました。でもさすがに毎月10万円も積み立てるのは無理なので、ボクは毎月5万円ほど積み立てています。

 短い経験からも、新NISA対象銘柄のS&P500はほぼ下がることなく年間+20%ほどの利益が見込めそうですからこちらに投資することにしました。
※個人の予測です。損することもありますので各自自己責任でお願いします 

証券会社はどこがいいか?

 利用していたLINE証券が昨年閉鎖されました。ボクは楽天銀行をネットバックとして利用していたので必然的に楽天証券に移行することにしました。手続きに1ヶ月ほどかかりましたが、保有している株はそのまま移行できました。
 積立投資分は一旦売却して再びS&P500を積み立て始めることにしました。野村スリーゼロは楽天証券では取り扱っていないようなので残念でした。

 大手の野村證券やSBI証券も良いと思いますが利用したことがないのでわかりません。個人的に黎明期のイーバンク銀行というのを利用していたのですが、楽天に買収され楽天銀行に名称変更されました。その頃からずっと楽天銀行を利用しています。楽天証券はその口座から自動で引き落として投資してくれるので便利です。

 また普段キャッシュレス決済楽天ペイを利用しており、日常のスーパーやドラッグストアは全て楽天ペイで決済しています。ペイペイの勢いに押されてはいましたが、2023年あたりから楽天ペイは利用対象店舗が急拡大して都内ではほぼすべての店舗で決済が可能です。
 現金を使うことはほぼなくなりました。キャッスレス決済は財布から小銭を探す手間が省けるのがいいですよね。

 また楽天は、楽天ポイント共栄圏というのを築きつつあり楽天関連のお店で購入するとポイントがぐんぐん貯まるというお得感をユーザーに植え付けつつあります。チャージするのにもポイントが貯まり、楽天銀行を利用すれば振込手数料無料回数が増えたりもします。なので最近はアマゾンではなく楽天市場で買い物するほどです。旅行も楽天トラベル、スマホも楽天市場で購入しました。

 ただ楽天モバイルはちょっと繋がりにくく信用できないとの評判。なので携帯はSIMフリースマホ(アンドロイド)に格安SIMを挿入しています。Docomo傘下のOCNモバイルONEを利用して月々税込1235円。外出先ではだいたいdWiFiが繋がるので通信量には困っていません。
 以前、iPhoneを利用していたこともあったのですが、月々5千円もかかるのでやめました。 

というわけで楽天ユーザーは楽天証券で良いと思います

 今からでも間に合います!投資を始める、証券に登録するというのは最初はかなりハードルが高いのですが、やればやっただけのリターンがあります。興味があったら新NISAを始めましょう。

※この記事は新NISA及び楽天の回し者や案件では全くなく個人の感想です。


 来月、また得をしているか損をしているかまた報告しようと思います。お楽しみに!
 ※ポートフォリオのスクショには個人情報が映らないように配慮しているつもりですが問題がありそうでしたらご報告ください


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