翻訳としてのデザイン

ちょっと日にち空いてしまったので、気を引き締めないといけませんね。新生活新しく始まることを続けていくのは難しいことというのを実感していています。

今日は内藤廣さんの本を読んで、デザインとは何かというのがしっくり来た気がしたので、ざっくり本の紹介をしていきます。私は内藤廣さんの本は結構持っていて、いろんな本に共通していると思ったことがあります。

他分野の人と関わると、自分の分野で当たり前のことは当たり前ではなくなり、わかりやすく説明する必要が出てくるのは大学院生なりに実感できているのですが、内藤廣さんはそれを実践の舞台で行っているのがすごいと思いました。そしてその対話のプロセスがプロジェクトの最終的な姿に個性として現れているところがすごいなと思うのです。

そして、本の中で語られている対話の中で興味深いフレーズがあります。

「デザインとは翻訳することである。」

この言葉は自分の中ですごい腑に落ちて、いい言葉だなと思いました。この言葉を聞くと、いろんなアイデアや刺激、理論に触れ、建築という形に翻訳していくのが建築家としての仕事なのだと考えられます。

また内藤廣さんが自分の仕事をまとめ、翻訳という言葉を当てたのもデザイン行為ということもできるなと思うと、本当にうまく言葉当てたなぁと感嘆するばかりです。

今回は以下の本の序盤を読んでの感想を書きました。建築に寄り添ういろんな分野との関わり方とかも見えてきそうで読み進めるのが楽しみです。

#22

https://www.amazon.co.jp/グラウンドスケープ宣言―土木・建築・都市-デザインの戦場へ-内藤-廣/dp/4621074156


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?