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#24 「坊主丸儲け」は本当なのか? 〜宗教法人のビジネスモデル〜

こんにちは、こんちやまんです。


先日、大学生最後の夏であるこんちやまんは、サークル合宿に行ってきました。本当に楽しかったです。入社も楽しみですが卒業もしたくない、そんな気持ちが強まった3日間でした。


さて、本題に入りましょう。


「皆さん、今、幸せですか?」

そんな怪しい文言をインターホン越しや街頭で聞かれること、あるでしょうか?
僕はお笑いコントでしか見たことがありません(笑)

「いらすとや」より

最近政治的な背景(?)からも色々と話題になっている「宗教団体」。
日本では昔から神道や仏教を信じる人が数多くいます。他にもあまり触れてはいけないような団体もありますが、何とは言いません。


そんな宗教も不躾な話をすれば一つのビジネスなのです。あ、先に注意点ですが、こんちやまんは完全無宗教の人間のため、この記事では宗教をビジネスとして見ながら解説をします。
失礼なことを話している可能性が多分にあります。信じる宗教がある方には不快な思いを抱かれる場合も有り得るかと。それをご理解いただいた上でお読みください。



さて、宗教に関連して世の中にはこんな言葉があるのをご存知でしょうか?


坊主丸儲け

僧侶は資本や経費などを使わなくても利益を得ることができるの意。元手なしで思わない儲けをしたときなどにいう。

コトバンクより

めちゃくちゃ適当に言えばお坊さんってボロ儲けできるらしいよ!って話です。
では一体それはなぜなのか?宗教法人のビジネスモデルに迫ります



宗教法人のビジネスモデル

今回解説で用いる宗教法人は「仏教」で考えます。宗派とかそういうのは全く興味がないので設定しません。働く人を「お坊さん」とするのが話しやすいだけの理由です。

それでは、お坊さんのお仕事ってなんでしょう?

「いらすとや」より


お坊さんの仕事内容

1.仏の教えを人々に伝える(布教活動)
2.冠婚葬祭の際の読経、説教
3.寺院や墓地の維持・管理

基本的には以上です。大きな団体では学校経営を通して宗教を広める、教えを説くこともしていますね。

佛教大学同窓会HPより



宗教運営にかかる費用

1の布教活動については費用は全くかかりません。なぜなら、布教したい相手の元へ赴き、お話するだけなので坊さんの体一つでできます。
強いて言うなら勧誘のチラシ代くらいでしょうか。

2の葬儀等の費用ですが、これも多くはかかりません。特に近年では葬儀場での説教が多いので、寺院が自ら葬儀の準備をする必要がありません。そのためかかる費用は葬儀場へ向かうための交通費でしょうか。

3の寺院や墓地の維持・管理については大きなコストがかかります。やはりキレイな建物、墓地施設であればあるほど正しい教えを説く宗教な気がしますよね。

2の法事についてのお布施の相場は3~5万円でした。また、お布施とは別にお車代で5千円〜1万円程度を用意するのも一般的だそうです。

つまり一日法事に数十分間お経を唱えることで5万円前後の金額をいただくことができるそうです。仮に1日に3件の法事を回ったとしましょう。日当約15万円です。

費用としてかかるのは交通費くらいのため車で外回りしてもせいぜい数千円程度です。
神社・寺院は日本中に数多く点在するため、ある程度絞られた地域に根付いた布教活動をすることになり、長距離移動が必要になることもそれほど多くありません。

お盆期間には信者が寺院に赴いて説法を受けることでまたさらにお布施を徴収することができます。しかも多くの信者から一斉に。

しかしそのイベントに対してかかるお金はほぼゼロ。
これが丸儲けの実態ですね。



坊さんのその身一つでできるビジネス、それが宗教ビジネス



宗教法人の税金について

税金の視点から見ると、「坊主丸儲け」をより加速させることができます。

一般的な営利企業は、稼いだ分「法人税」を収めなければなりません。



宗教法人の儲けは課税されない

この手の噂を知っている人はいるかもしれませんが、誤解している人が一部いるのもまた事実です。必ずしも宗教法人でのすべての収益が非課税対象とはならないという点です。

宗教法人が行う「宗教活動」は、日本では営利目的ではないと判断されており、あくまで人々の生活を豊かにするための活動です。そのため、宗教活動に対する収益は法人税の課税対象とはなりません。ただし、宗教法人でも営利目的のために稼いだ額面(収益事業)については課税対象となります。

たとえば、寺院に訪れた参拝客へ貸し出す駐車場の経営。こちらについては、説教などの宗教活動とは深く関係していないため、収益事業とみなされ、法人税の課税対象となります。

反対に、お守りやお札、おみくじなどの販売は宗教と深く関係しているため、非課税の益金となります。

さらに、非課税への抜け道で「本来は課税事業」となるものも存在します。
皆さんは寺院等に訪れた際、駐車場でお坊さんがヒラヒラのついた棒を振り、ブツブツと念を唱えながら歩き回っているのを見たことがないでしょうか?

棒を振りながらブツブツと念を唱えるだけで、「参拝客の車のお祓い」ができます。
さぁ、お祓いしてます。

宗教行為になりますね!!!

非課税収益の仲間入りです。

このように、なんとかしてお金稼ぎの事業を宗教行為にしてしまえば、節税になるわけですね。
みんなも教祖になって坊主丸儲けしよう!



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それでは、また。

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