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#17 課金は正義?フリーミアムモデル

こんにちは、こんちやまんです。


当ページを閲覧いただき誠にありがとうございます。簿記や会計について興味のある方や、この記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひ#1から読むことを私は強くオススメしております。


それでは本編に入りましょう。今回はビジネスモデルの紹介です。


フリーミアムモデルとは?

フリーミアムモデルとは、フリー(無料)とプレミアム(有料)を融合したサービスで利益を得るビジネスモデルです。

FREE + PREMIUM = FREEMIUM

身近な例を上げると「ソシャゲ」です。例えばこんちやまんがしている唯一のスマホゲーム「ウイニングイレブン2021」もそのひとつです。

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大人気ゲーム「ウイニングイレブン」

基本プレイは無料で、強い選手を引くことができる「ガチャ」を引くためにはゲーム内通貨が必要ですが、無料プレイでは足りない分を現実から支払うことで補填することができます。


サブスクリプションとの違い

同じ課金タイプに「サブスクリプション」がありますが、大きな違いがあるので、簡潔にですがお話しします。

無料でできることがあるかどうか

フリーミアムは一部無料である程度のサービスを受け取れますが、サブスクリプションは利用者の全てが有料でサービスを受け取ることができるという違いがあります(無料体験を除く)。


フリーミアムモデル事例

フリーミアムモデルを採用している企業はたくさんあります。いくつか事例を見てみましょう。

1.Youtube

今や誰もが利用するほどの動画配信サービス。有料プラン「Youtube premium」というサービスがあります。

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動画配信サービス「Youtube」

無料でYoutubeを利用している人は多くの動画の前後や途中で広告が表示されます。「Youtube premium」に加入することによって煩わしい広告のストレスから開放され、スマホではアプリや画面を閉じた状態でも再生を続けられる「バックグラウンド再生」機能など、無料利用と比べて機能面に大きなメリットのあるサービスを提供しています。

2.zoom

コロナ禍になってから急速に発展を遂げたWeb会議アプリ。

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web会議アプリ「zoom」

無料版では、2人までの会議は時間無制限。3人以上の会議は40分までしか行えません。有料版になると無制限になり、プランによって参加上限人数が増えます。


3.遊園地「富士急ハイランド」

フリーミアムはデジタル世界に限った話ではありません。そのひとつがこの遊園地、富士急ハイランド。

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遊園地「富士急ハイランド」

富士急ハイランドは2018年に入園料を無料化しました。

ジェットコースターなどアトラクションまで楽しむには、一部お金を払って利用したいアトラクションのみ楽しむことができます。また、「入場無料」という言葉で来園者数を増やすのも目的として大いにあったと思います。結局お金を払わないと園内で楽しみ尽くすことは難しいので上手な経営戦略ですよね。


さて、フリーミアムモデルがどんなものかなんとなく理解いただいたところでフリーミアムモデルのメリット・デメリットについて見ていきましょう。


フリーミアムモデルのメリット

1.新規顧客獲得の易化

「基本プレイ無料!」ならとりあえずやってみようかな、という人も多いのではないでしょうか。でもハマる人は課金します。
課金をしてくれる人は運営会社を救う神様なのです。

2.より多くのフィードバックが得られる

フリーミアムモデルで運営することによって、無料ユーザー・有料ユーザーから様々な意見を聞くことができます。
当然、有料ユーザーから「お金を払っているんだからこんな機能を追加して欲しい」という意見は貴重です。
反対に、無料ユーザーから得られるものもあります。「こんな機能が無料で使えればいいのに」といった意見があればその機能は需要がある証です。有料プランに引き込むプロモーションに効果的ということを知ることができます。お金を落とさない無口な人よりちょっとしたケチクレーマーのほうがフリーミアムには役に立つ利用者になります(笑)


フリーミアムモデルのデメリット

私は全てにおいて完璧なビジネスモデルは存在しないと思っています。フリーミアムモデルのデメリットについてご紹介します。

1.無料プランから有料プランに移行してくれない

フリーミアムはある程度の機能まで無料で使うことができます。そのため、追加機能まで必要とされず、有料プランを使ってくれないと一切収益になりません。いかに有料プランの優位性や利便性を利用客に認めてもらうかがカギになってきます。

2.黒字化するまで時間がかかる

顧客側の考えるフリーミアムの最大のメリットは、ある程度まで無料で使えることです。サービスのリリース当初は無料で開放し、その後に有料プランに移行してもらうという流れがほとんどになります。つまり、赤字前提でサービス開始を迎えるため、有料プラン購入者が増えなければサービスの存続が難しくなります。


まとめ

今回はフリーミアムモデルにというとても身近な事例についてご紹介しました。課金することは会社にとって神様です。これからもガッツリ課金してあげてください(笑)
そして、より良いサービスを提供してもらうために、もっと課金して、口コミにたくさんの意見を出してあげてください。もちろん、運営会社への感謝とリスペクトを忘れずに。

こんちやまんのこの記事もいつか有料記事になるかも???(嘘です)

少しでも多くの人に会計の魅力を知ってもらうために空き時間にやっており、そもそも有料レベルの記事だとも思っていないので有料になることもないと思うので引き続き記事を楽しみにしていただけたら幸いです。


ここまでのご読了、誠にありがとうございました。気に入ってくださった方は「♡スキ」ボタンを押してくださるとモチベーションになります。また、続きが気になった方はぜひフォローもお忘れなく。

それでは、また。

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