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夏休みの宿題

私は、最初にやっちゃう派でした。
終業式の前日くらいに、ドリルのようなものは配布されました。その日は早帰りなので、午後からドリルをしてました。
娘のお友達にも、早めに取り組む派の子はいて、この前遊びに来た時に、ドリルもう終わったよと言って、娘をビビらせていました。

私が四年生位の時に、工作の宿題をすっかり忘れていて、始業式の朝に思い出した。それで、驚きと焦りで泣いた。プールに浮かべる船を作るという課題でした。もう無理です。
祖母が、台所からお魚のトレーを持ってきてくれた。これで何か作ったら、と。お魚のトレーは少し生臭くて、生臭いなと思ったんですが、使って、確か、トレーの真ん中に割り箸を一本刺して、先に折り紙を三角に切った旗を付けて、船にしました。ビニール袋にそれを入れて、泣いた後の顔で学校に行きました。
教室の後ろに、船が並べられて、力作揃いの中、私の船より貧相なものを探したり、私の船が目立たないように隠したりしました。
何日か後に、プールに浮かべてみたら、すぐに沈没した。そういえば、私の小学校は、夏休み明けも、プールに入った。娘の通う学校は、一学期でプールは終わりです。

私、プールに浮かべる日まで、違う頑丈な船を作るとか考えなかったんだろうかと、今さらながら思います。

うちの子ども達は、宿題を毎日少しずつやる。全部やっちゃいなよ、と言ってみても、ちまちま進めます。それはそれで、なかなか精神的に強いと思うのだけれど、親の贔屓目かもしれない。

ちなみに弟は、たぶん宿題をしないで、新学期学校に行っていたと思う。

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