今手にしているものを見れば、あなたの頭の中が分かる
「自分が出したものを受け取る」という言葉をよく耳にします。
相手に親切に接したら親切を返される、いじわるしたらいじわるされるというのは分かりやすい。
でも今いる環境、仕事、経済状況、パートーナーや友人との人間関係はどうなんだろう? 今自分が手にしているものはすべてこれまで自分が何を差し出してきたかの結果ということになるのかな? と、そんなことを考えてみました。
あなたもイーロンマスクも使える時間は同じです。
24時間を何に使うかは個々人の手にゆだねられている。
朝から晩まで仕事した後に
デートをしたい
家族団らんしたい
友人と飲みに行きたい
親孝行したい
試験勉強をしたい
英会話を習得したい
ギターの練習をしたい
ジムで体を鍛えたい
ネットフリックスを見たい
ゲームをしたい
と、望んだところで時間は有限なので、欲張ってもすべては無理。
今手にしているものによって、これまで何に時間とエネルギーを投資してきたかがバレてしまう、なーんて、怖いですね。
引き締まった身体が欲しかったら、みんながビールを片手にTVを見てる間にジムで汗を流さなければならない。要は、これまで考えてきたこと、人生の優先事項が分かってしまうってことですね。ドキドキ・・・
孤独と引き替えに手に入れたもの
31歳で愛媛に移住した当時は愛媛に知り合いが一人もいませんでした。それから長い間、本当に心を許せる友人がいない頼れる人がいませんでした。30代はずっと仕事中心。仕事以外の時間は試験勉強に充てていて遊ぶ余裕がまったくありませんでした。仕事のストレスや悩みを山ほど抱え、心も身体もボロボロになりながら過ごしていた日々にも、話せる相手がいませんでした。
愛媛に来てからの10年間、孤独な日々が続きました。人は誰でも自分が差し出したもの、投資してきたものを受け取るのだから、友人との時間をつくってこなかった私に親しい友人ができないのは当たり前のことですね。
孤独と引き替えに、建築の知識と経験を得ました。人より遅くスタートしたので、追いつくためにはのんびりやっている時間がなかったというわけです。
孤独な30代を走り抜き、40歳になり会社員を辞め独立を経て、現在、信頼できる仕事仲間や心温かい友人に囲まれ、仕事は楽しくなり、ストレスはぐっと減り、たくさん笑っています。
仕事ばかりで孤独だった30代とは大違いだ。いい人たちに囲まれているとこれほどまでに幸せになれるんだ、と実感することになりました。
やはり幸せのカギは人にある。
それでも相変わらず一人の時間は大切にしています。ずっと誰かといたらやはりシンドイです。こういうのって性格というか変わらないみたいです。
静かな場所で考え事をしたり、一人カフェで熱心に本を読んだり、ジムで黙々と泳ぎ続けたりしてます。
一人の時間があってこそ、大切な人たちと過ごす有難さがより身に染みる今日この頃です。
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