今季の簡単な振り返り

苦しんだ前半戦

　まずは簡単に今季の振り返る。2020年10月2日、川崎ブレイブサンダースは開幕戦をアルバルク東京と戦い、敗戦するも、GAME2で今季初白星を獲得すると、勝ち星を重ねた。しかし、7連勝をかけ、信州と対戦するも、敗戦。すると、11月は琉球、千葉、富山、宇都宮の強豪クラブに敗れ、一時失速した。その後も京都に連敗するなど、厳しい前半戦となった。

調子を上げ天皇杯へ

　2021年に入ってもなかなか勝ちきれない試合が続くが、2月6日、7日に三河に連勝すると、流れを掴んだ。3月の天皇杯でも宇都宮に快勝し、優勝。CS前に行われた4月の宇都宮戦でも連勝した。

立ちはだかる東地区王者

　CS QFでは大阪をアウェイで退けて、SFへ。SFではライバル・宇都宮と対戦。GAME1を惜しくも落とすと、GAME2では宇都宮の3P攻勢に捕まり、78-96で敗れ、シーズンに幕を閉じた。

来シーズンどうなる！？

シューター・辻の移籍

※6月8日現在

　長年川崎を支えた辻直人が広島へ移籍。また、青木や大塚も自由交渉リストへ。

　一方、ベスト5に輝いた藤井とファジーカス、若手の有望株・増田も残留したことは大きいだろう。

“サトルマエタ”の獲得

※6月8日現在

　シューターが減った川崎に新加入したのは、一昨年の新人王・前田悟（元 富山グラウジーズ）。前田は、昨季の成績9.4得点で3Pシュート確率は39.6%を記録した。辻、大塚の穴を埋めるには十分な存在だ。

　川崎は既に、契約継続7人のと前田の計8名のロスターを確保している。残るは、篠山、藤井に次ぐ3番手のPG、SGとSFが各1選手、PF枠の1選手の4名の枠を余している。

　悲願のリーグ制覇に向け、どのような補強をするのか今後も注目だ。