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適応的思考を身につける その1

自分の思考が『自動思考』
有害行動につながるような
あまりいい思考ではない

ということに、多くの人が気づいていません。

『自動(オートマ)』化されていて
小さいころからのクセのようになっているので

それが良くない悪循環を引き起こしている
ということもわかっていないのです。

ですから、まず『気づく』というのは
とてもとても大きな一歩なのです。



『自動思考』については
こちらの記事を読んでいただくとして

思考改善って?自動思考とは?


ではでは、その大きな一歩のあと、
どうしたらいいのか
というところを今日は説明していきたいと思います。



『適応的思考』って聞いたことがありますか?

まぁ、聞いたことがなくても
なんとなく、想像はできますよね。

適応…すなわち、
その場の状態・条件などによくあてはまること
何らかの状況にふさわしいこと

つまり、言い換えると
ちょうどいい、今の自分にぴったり
しっくりくるってこと
です。

自動思考がおかしいなって気づいたら
次にすることは、

それをその、ちょうどいい、
今の自分にピッタリ、しっくりくる
思考に変えちゃいましょう!!
ってことなんです。


認知行動療法的な言葉で
自動思考に代わる、柔軟で現実的な考え
のことを言います。

視野を広げたバランスのよい別の考えのことです。


そして、それは、できるだけ日頃から
練習しておいた方がいいです。

でないと、ネガティブな感情に引っ張られている状態
つまり、我を忘れている、
我を失っている、そんな状態では
とても『適応的思考』など
考えられない状態だからです。

常日頃から、練習しておけば
少し落ち着いたときに、我を取り戻し
『適応的思考』を導くことができるようになります。


では、どんな訓練をしていくかというと…
方法はいくつかあります。

こちらのブログでは3種類、お伝えしていこうと思います。

今日は、
その1.『視点』を変えて考えてみる方法
をお伝えしていきます。


代表的なやり方としては2つ

①第三者の立場で自分に質問する

例えば、自分の中で信頼できる人や
自分のことを大切に想ってくれる人
尊敬できる人などを思い浮かべて、

『あの人なら、どんなアドバイスをしてくれるだろう』
『あの人がもし自分と同じ状況だったら、どうするだろう』

などと考えてみたり、


逆に、自分が大切に想う人や信頼できる人たちが
全く同じ状態だったり困っているとしたら

『自分はあの人にどんなアドバイスをするだろう』
などと考えてみるという方法です。



実は、私はコレがとっても苦手でした(笑)

ホントに、普通の心持ち、の時に練習しておかないと
ちょっとでも気持ちが揺さぶられている時は
まったくもって思いつかないんです。

冷静になって考えるっていう練習を
ホントに普段からやりました。

ちょっとでも『自分』がよぎると
どうしたらいい?ってパニックになるので、

自分じゃない人を一生懸命思い浮かべて
なんてアドバイスするだろう?
なんて声かけるかな?
この人だったら…って一生懸命考えました。

あとは、普段、ニュースを見たり聞いたりした時
もしも、この状況だったら、自分はどうするかな?
っていうのも、練習してました。

とにかく、深呼吸して考える
ちゃんと落ち着いて冷静に考える
ってことを意識していました。


そして、もうひとつ

②過去や未来から自分に質問する
というやり方です。

例えば、
『元気だった時の自分だったらどう考えていたかな?』
『以前の経験が役に立つことはないかな?』
『5年後、10年後の自分が、今を振り返ったら、どのように考えるだろう?』

など、考えてみるのです。



こうやって、いろいろなことを考えながら
『適応的思考』を見つけていくのです。

他人だから言えること
他人だから思いつくこと

ってことはたくさんあります。


もちろん、他の人には言えても自分にはできない
なんてこともいっぱいあります。
それでもいいのです。

このようなことを考えること自体が刺激となって
凝り固まっている思考を柔軟にしていってくれます。


いろいろなことを想像して考えることで
いろいろなアイディアや工夫を考えられるようになる
ということが大事なのです。


この『視点を変える』ということが身につくと
考えを整理する時にも役に立ちますし
日常生活の中でも大変役に立ちます。



ぜひ、練習してみてくださいね。
明日は、その2をお届けしますね。


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