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とんちんかんな寺院マーケティング

最近、いわゆる「彼岸寺」的なサイトがまた増えてきている。そんなに需要あるのかね?あちこちから取材依頼、連載依頼など声かけてもらうが(思い出してくれてありがとう)実際のところ、下心が見え隠れして困惑している。きもい。

あるキーワードで検索してくるユーザーのトラフィックがほしくて記事を書きませんかと近づいてくるサイト。ほんと迷惑していたが、最近グーグル先生が一掃してくれたようでよかった。なんの下調べもなく活動の質問を送ってきて、スケジュールの都合で今週中に回答してくださいという誰やねんお前は。いくつかの記事をちょこちょとっとググってヒットした記事の抜粋からの〜、活動紹介します(してあげます)記事のチェックお願いしますという・・・以下略。

「フリスタ」(加賀くん・稲田くん)ぐらいじゃなか、ちゃんとメディアとしての意志と現代社会への正しい危機感を持って攻めているのは。運営は大変だろうけど。

第三者評価☆します。みたいなポジションで、生活者や消費者側からお寺や仏教、あるべき僧侶像を語りだす輩も多い。「世間はこうみている!」「私達が正解なんだ!」必要ないとは言わないが、多くのそれらが結局の所、お寺が良くなってほしい、仏縁をひろげたい、というよりは「ダメなお寺」「ダメなお坊さん」が存在してくれたほうがビジネスになるという構造の上に成り立っているだけの話。講演によばれ、宴会でヨイショされ、依頼主がいないところで「あいつらだめだ、終わっている」(それ、僕に共有しなくていいから)のマッチポンプ。

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