なぜあゆが多くの人に支持されたか

かつてなぜあゆが多くの人に支持されたのか。
あゆの歌には、
一貫して孤独感、寂しさが歌われていると。
分かってもらいたいのにわかってもらえない。
ここにいて良いのか分からず、
「居場所がなかった」
さがしたけれど
「見つからなかった」
自分というのはがらくたのようで、
いてもいなくても一緒だと。

結局、友達や恋人がいても、分かってもらうことのできない、
寂しいひとりぼっちの心を、
人混みの中で時折感じてしまう人が多いようです。

だから、そんな渇いた心を潤してくれる何かが欲しいということで、
一緒に酒飲んで、一緒に歌を歌って、さようなら。
そんなことを繰り返していることが寂しい。

ぱーっと行こうやといってカラオケで絶叫する。
しかし、下宿に帰ると寂しくて
絶叫するわけにも行かないから、
携帯をかけまくったり。
そういう心境をあゆが歌ってくれております。

AsongforXX

どうして泣いているの?
どうして迷っているの?
どうして立ち止まるの?
どこから走ってきて、どこまで走るの
ねぇ教えて
居場所がなかった見つからなかった
未来に期待がもてるのかわからずに

いつも強い子だねっていわれつづけてた
泣かないで偉いねってほめられたりしていたよ
だけどそんな言葉一つも望んでなかった
だからわからないふりをしていた

人を信じる事っていつか裏切られ
はねつけられることと同じと思っていたよ

一人きりで生まれて一人きりで生きてゆく
きっとそんな毎日が当たり前と思ってた

浜崎先生に歌っていただきました。
拍手をお願いします。
そこで、今の歌詞を分析してみますと、
一貫して歌われているのは、人間の孤独です。

結局私達って、どうしてそんなに勉強しなくちゃ行けないのか
分からなくても勉強しなくちゃ行けなくて、
毎日毎日、現状の諸雑務をこなして行かなければ
ならない事ってたくさんあると思います。
どうして大学に行くのか分からずに、
とにかくいかなきゃっていうことでやっている。


明らかに、私達が生きてゆくということは、
昨日から今日、今日から明日へと、
時間が流れているのですから、走っているようなものです。

どこまで行ったらいいか分からないんだけれども、
走っているというような状態です。

だから、居場所がない、見つからない。
こういう気持ちになってしまうようです。
あなた、ノンノって雑誌知ってる?
私も愛読しております。
というのは嘘ですが、
どうもこの曲が大ブレイクして、
同じようなことを感じている人が非常に多いらしいと。
しかも、家族がいない、友達がいない、恋人がいないという人でなくて、
友達や恋人がいる人が、居場所がないと感じている。

多くの友人や同僚に囲まれているのに、居場所がない。
どうも孤独で寂しい感じが致します。
そして、そんな風に感じている自分を他の人に見せるわけには行かないと。

人間、誰かとつきあうときに、少しでも自分を欲見せようとしますね。
普通、暗いとか、変だとか思われないように、おつきあいしようとするわけです。
相当暗くても、相当つまんなくても、そんな自分だと言うことを、
少しでも知られたくないと。

浜崎あゆみは小さい頃にお父さんがいなくなって、相当寂しかったらしい。
それを勉強にぶつけていた。

結局人間というのは、ひとりぼっちで生まれてひとりぼっちで死んでいく。
少なくとも私はそれが当たり前と思っていた。
そうなると、上っ面でも良いから
誰かと一緒に馬鹿騒ぎするかというような、
うすら寂しいことになってしまいます。

その寂しさってどこから来るのかと言うことについては、
以下の記事に詳しく書かれていました。


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