はじめましてと岡本太郎展

はじめまして。
美術館や博物館の展示の感想など、なんとなく残そうと思ったものをメモ帳に残す癖があるのだけれど、スマホのプラットフォームを変えたりすると全部消えがちなのでこちらに書くことにしました。出来は本当にさておき、創作とかも臆さず書いていきたいな。

手始めに去年行った岡本太郎展の感想をコピペします。殴り書きですが、対戦よろしくお願いします。
岡本太郎展は写真撮影可でSNS投稿についての規制なども記載なかったと思うので、記事の作成時に、文中に写真を挿入しています。問題があれば削除します。

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誘われていってきた。太陽の塔と「芸術は爆発だ!」以外よく知らないからいってみるか〜くらいの期待度できた。

最初の方はどんなモチーフが描いてあるのか、説明があるところ以外まったくわからなくて、同行者と「解説借りる?」とか話してた。
2つ目の展示エリアに入ったくらいのタイミングで、モチーフは緩やかに存在するだろうけど、描かれてるのは抽象的なエネルギーとか、彼に流れる世界の流れとかなんだな、と思い直して、モチーフにとらわれないで絵を自分なりに解釈することに努めることにした。

好きだったのが赤っていう作品だった。旧都庁だかにも同じテーマの作品が展示されていたみたいだけど、元の絵のほうが好きだった。
説明では岡本太郎が好きな赤と黒があれで、うんたらかんたらってかかれていた。最初見たとき、砂漠の谷みたいなところで寝転がっているときに見える景色みたいだなーと感じていたけど、じゃあもっと星がキラキラしてるよなーと思い直し、またじっくり見てみると、だんだん生まれた直後の赤ちゃんの景色みたいに見えてきた(赤く伸びてるのが大人)。さらにみていると、卵生の鳥とかが、はじめて殻を割った瞬間に見える景色みたいにも見えた。どちらにしろ、あまり彩度が高くない絵なのに、生まれた直後の熱量というか活動的なエネルギーを直感したことが不思議だった。

 「赤」



都庁のほうに飾られていた「赤」

あとは、最後のほうの午後の日っていう彫刻?もすごかった。説明には笑いと空虚さが同居した仮面とか、本当の顔が隠れているようにもみえるとか書いてあって、その説明を読んでから見たんだけど、見た瞬間に泣きそうになって驚いた。ここまでエネルギッシュでストイックで熱い岡本太郎の、凪のような辛さというか、何もかもが行き止まりに思える夜とかもあったんじゃないかって気分がせり上がってきて、涙ぐんでしまった。最初のフロアに、若い夢っていう作品があって、それのほぼ色違いみたい感じで、若い夢の青と、午後の日の白と肌色の組み合わせがそう思わせたのかもしれない。
重ねてだけど、はじめて展覧会とかで泣きそうになったのでとても驚いた。

「午後の日」


「若い夢」


次の作品が雷人で、明らかなパッションと創作意欲を感じて、そういう夜も乗り越えてきたんだなあと嬉しいような、そんな気分になりました。
たのしかったです。

「雷人」

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以上です。
文中に「泣きそうになった」と書いてありますが、普通に涙を拭いながら展示会を出ています。強がるな。

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4/13
スキが送られてきて喜びながら読み返してたら一部コピペ漏れてたので追記修正した。リアクション嬉しいです。

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