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丁度いい俳優…その名はアレック・ボールドウィン

みなさんは、アレック・ボールドウィンという俳優をご存じだろうか。主演作品は『キスへのプリュード』や『あなたに恋のリフレイン』などと、なくはないのだが、最近のアメリカでの印象は『サタデー・ナイト・ライブ』でトランプ大統領のモノマネで話題となった俳優である。

バラエティ番組やトークショーなど、最近はTwitterなどSNSでの毒舌や人種差別発言で炎上することの多い俳優であり、左翼思想の持主で『チーム★アメリカ/ワールドポリス』ではネタにもされてきた。

しかし、忘れてはならない!悪口でも何でもない、アレック・ボールドウィンは丁度いい俳優なのだ。

彼の演じる役は、全部とは言わないが、キャラクター像を掘り下げなくても済むキャラクターを演じることが多い。その丁度いい歴史は『ビートルジュース』から始まるわけだ。彼の存在は、変に目立たないことでマイケル・キートンが演じる強烈すぎる個性的なキャラクターであるビートルジュースの存在を引き立たせている。

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『レッドオクトーバーを追え!』ではジャック・ライアンを演じた。ジャック・ライアンといえば、最近ではドラマシリーズ『ジャック・ライアン』や『今そこにある危機』『パトリオット・ゲーム』などでは、ハリソン・フォードが演じてきた、ミリタリーや政治的な作品を得意とする小説家トム・クランシーの代表的キャラクターであるが、『レッドオクトーバーを追え!』に対しては、あくまでショーン・コネリー演じるマルコが主人公とされた作品である。とは言ってもジャック・ライアンは他の作品では、主役キャラクターであり、変に一流俳優を使ってしまうと目立ってしまう可能性が高いところをアレック・ボールドウィンが演じることで丁度いいのだ。

失踪する父親の役、冒頭で死んでしまう父親の役、ちょこちょこ登場はするがキャラクター構造の薄い上司役、多数の俳優が登場するアナンサンブルドラマのひとり、ほとんど登場しないCIAやFBIの長官、テレビ番組の司会者というのがよく似合う…とにかく丁度いい。

名脇役という便利な言葉もあるがその枠には当てはまらない気がする。

そんなアレック・ボールドウィンは、もうひとつの特徴として声が渋いというものがある。『ボス・ベイビー』やドキュメンタリーのナレーションなど声の仕事も丁度いいのだ。

新作としては『ボス・ベイビー2』やベラ・ソーン主演の『Chick Fight』などが控えているが公開日はまだ未定だ。

このサイトでも「アクターズプッシュ!」と題して、気になる俳優を何度か特集してきたし、今後も特集する予定ではあるが、観点を変えて「丁度いい俳優…」というカテゴリーも作ることにしました。

第2弾は誰を特集するかわかりませんが…「丁度いい!!」と言える俳優をチョイスしたいと思います。

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