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【手帳術】 手帳の使い方を過去・現在・未来で切り分けた(現在編)

スケジュール管理と手帳についての『未来編』、我流ライフログを紹介した『過去編』に続いて、リアルタイムに記録していくメモやアイデアについての「現在編」です。

メモとアイデアは速さがイノチ

手帳術やノート術の書籍で必ず紹介されるのがメモをどう取るかの方法。
ノートを3分割したり、マッキンゼーではこう使われている、ハーヴァードの学生はこう使っている等々、百花繚乱といった感じすらします。
たくさんの見本があるということは、結局、メモやアイデアを書き留める方法の王道はまだ定まっていないということになります。
ノート術・手帳術の本を山ほど読んで、気がついたのは「結局、メモとかアイデアってスピード勝負だよね」という当たり前のことでした。

実際の会話はメモを取っているのを待たずにどんどん進んで行きます。
そんな中でノートや手帳にきれいに書き取っていくのは不可能。
情報の量は「実際の会話>メモ>清書」で減って行きます。
きれいに書くことより優先しなければならないのは「とにかく書く」こと。
きれいに清書することは後からでもできますが、メモはその場でしか取れません。会話には再現性がないですから。

アイデアも同様です。
前髪しかないのはチャンスの神様だけではありません。
閃いたらすぐにつかみ留めなければ、アイデアはチャンスの神様よりも猛スピードでどこかに消え去ります。行き先は忘却の彼方。
浮かんだ瞬間がメモする最大のチャンス。そのときに「手帳のルールに従って……」と悠長なことは言ってられません。
手のひらに書こうが、音声メモに録音しようが、アイデアを繋ぎ留められれば成功です。そのためには手段は選んでいられません。
メモもアイデアもノートや手帳に縛られないのがいちばんというわけです。

PCより手書きの方が良いことが多い

打ち合わせの時に参加者全員がノートPCを開いてメモを取るのは、今では当たり前の光景です。
私もタイピングのスピードは決して遅くはありませんが、打ち合わせの時には必ず手書きでメモを取るようにしています。

パソコンを使わない理由は簡単で、「変換が面倒だから」です。
タイプするまでは良いですけど、その後に正しく変換されるまでスペースキーを押すよりも、カタカナ、誤字、略字、速記みたいなほぼ判読不能な文字でメモする方がやっぱり早い。
パソコンだと画面とにらめっこになってしまって、会話は耳で聞くだけになってしまいますが、手書きしているとなぜか周りを見ることができます。
相手の表情や感触をメモすることもできますし、なんといっても相手から「ちゃんと話を聞いている」と思われるので、内情はどうでも好意的にみられるというオマケがついてきます。

メモはA4コピー用紙が最強

突発的なメモは手近なものをなんでも使いますし、私自身にもこだわりは皆無ですが、いちばんなのはA4のコピー用紙じゃないかと思っています。
とにかく安価で、手近で、遠慮なく使えて、しかも最初から定型化されているという。私に取ってはメリットばかり。
アイデアのメモなどはそれ自体も保存しておきたいので、日記用のリフィルにバンバン貼り込んでしまってます(三つ折りにすると具合よく収まる)。

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仕事とプライベートを切り分けるにしても、業務用と日記用、二つに分ければ済みますし、「読書記録と映画の感想は分けたい」というような時にも、最終的な保管場所を細分化するだけで、フローは変わりません。

清書、まとめは欠かせない

乱雑に取ったメモは、できるだけ早く清書する必要があります。
放っておくと読めなくなる危険性は十分にあります。
手間はかかるけれど、清書すれば判読困難の海に溺れることもなく、後々に見やすい状態で保存できます。

同時に「復習」というメリットもあります。
面白いもので、乱雑に書き留めたメモを見ながら清書していると、その場のライブ感が残っていて、その場の様子が蘇ってきます。
記憶にもしっかり刻まれるでしょうし、打ち合わせなど相手がいるときでは、相手が好感触だったのか、否定的だったのかもわかる感じがあって、なかなか便利です。

注意)私はコピー用紙を大きなクリップで挟んで、そのまま使ってますが、剥き出しは見た目がアレなのでクリップボードを使った方が良いかもです。
クリップボードもいろんな種類があるので、文具好きの方には選ぶ楽しみがありそうです(と言っておきながら自分は剥き出し・笑)。

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