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【手帳術】 ガントチャートって何に使えばいいの?

手帳使いがそもそも苦手な私ですが、それに輪をかけて苦手なのが「ガントチャート」。

どの手帳術・ノート術の本でも、「プロジェクトマネージメントならとにかくガントチャート一択」とかと、プロジェクト管理の絶対王者みたいな扱いですが、でもこれまでにガントチャートで進捗管理してうまくいった経験は皆無なのであります(やや胸張り気味に)。

プロマネを専門にしている友達に聞いてみても、「あれはだいたい破綻するよ」と平気で笑われる始末で、本当のところはどうなんだろうと、ずっと謎のままでいます。

友達曰く「ガントチャートはだいたい机上の空論になるんだ」そうで、ガントチャートで敷いたスケジュールを守ろうとすると、どこかで歪みや無理が出るんだそう。
確かにスケジュールの進捗を管理するってのは、最初に立てたスケジュールが正しい前提に進み具合を見るのだから、元の予定が机上の空論で作られてたらうまく行くはずがない。そりゃそうだ。

考えてみたらプロジェクトに関わる人数が増えれば、処理能力にも差は出るはずだし、工数だってかなり曖昧になるはず。
「だいたいこんなものかな」なんて曖昧な予測で立てられたスケジュールに進捗管理もへったくれもないのは当然といえば当然。
となると、ガントチャートは何に使うのがいちばん良いのか、悩みの沼にズブズブと沈み込んで行きます。

昔、引越しをすることになって、「これはガントチャートだ!」と腕まくりして業者の選定から引越し先でのご近所への挨拶まで、それはもう綿密な計画を立てたことがありました。
結果から言うと惨敗。大大大大大〜〜〜〜惨敗でした。
敗因はモノの処分のスケジュールに「雑誌を読み返してしまう」という要素を含めなかったことじゃないか、っていうのは出まかせで、荷造りのスケジュールと自分の持ち物の多さがまったくつりあってなかったことが原因でした。
結局、実現不可能なスケジュールを立てたところで「ガントチャートを使えば大丈夫!」とはならないわけです。
まさに机上の空論です。

もともとガントチャートを使うのが苦手なので(苦手というか、「さっさとやらんかい、こら」と目を三角にして迫ってくるようなあのスケジュールの「棒」の圧力が嫌いなもんで)、できるだけ使いたくないんですが、二つ以上の作業を並行してやらなければならないようなときには、ガントチャートは作業量が増すタイミングを視覚化できるので、そこがストロング・ポイントなのかもしれません。

手帳術・ノート術の本には「ガントチャートでグラフを作ると便利」と紹介してたものもありましたが(体重とか、血圧とか、睡眠時間とかのヘルスログをプロットしていって、線で繋いでグラフ化する)、正直申し上げてそんなのスプレッドシートやヘルスケアのアプリを使う方がはるかに簡単ですから、なんだか「何が何でも手帳を使うのだ!」という歪んだ意思を感じてしまいますね。

もしかしたら超絶便利な使い方があるのかもしれないけど、わざわざ手帳の年間スケジュールのページをガントチャートとして使うほどかなあと今もまだ思ってます。
ええ、私はガントチャート否定派です(←単に嫌いなだけ)

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