ずっと見る 夢がある いつもそれは なんとなく橙色の夕暮れどきで 砂埃の中 淡く広がる ピンク色の空で 行ったことないのに 行ったことあるような海外で 彷徨い歩いている 隣に旦那もいなくて 私の周りに子供もいなくて 夢の中だけ まだ独身で 独り身の あの時のままの ちょっと不安で ちょっと物足りなくて 何かを探している 自由気ままなあの旅の続き 辛いもの食べたり フルーツだけにしたり 食べたい時に食べたいものを食べる 子育てから逃げたいのかな 現実はこんなにも毎日
もう十分すぎる苦労を積み重ねてきたのに まだ続きがあるのかと ため息を着く なんて障害の多い人生 前世はいったいどんな人生で どれだけの悪事をしでかしたんだろうか どんだけ苦労すればいいんだろう いっそ来世は蟻になれたら 何も考えず こんな苦労もなく とにかくなんて思いやりのない人 こいつの来世は 人の股下を 気持ち悪く飛び回る 蚊だろうな 間違っても 誰かに 潰されて 殺されたあと 死害を 蟻になった私が 運ぶ係だけは避けたい 来世は絶対
歩いてる時の2年と 走って駆け抜けてる時の2年と 立ち止まってしまった時の2年と 比べ物にならないくらい 過ぎ行く速度が違う 立ち止まってしまった2年は 10年くらい 置いてかれる
あれからちょうど15年。 15年も経てば色んなことが変わってくる。 ちょっと曖昧で その淡い分かりにくさに恋をして 15年もの間大切にしていた事があったのに なるほどそういう事だったのかと いきなりこの時になって これが答えなんだと行き着いた。 なんだか答えがわかるとしょうもなく 虚しくなる 腑に落ちるとはこういう事かと まるで穴に落ちたみたいに這い上がれない日に 空は青で 黄色いお花に思いを馳せて
暑くて、しまっても引っ張り出してくるから 子供たちの洗濯物が いつまでも半袖だった今年の冬は 暖冬かと思いきや いきなり大雪が降って 凍りついた植物ちゃん達を 急いで中に入れ込んだけど ダメだった 時が止まったように一瞬で枯れてしまった 人も同じでぬくぬくと過ごす中で 時に凍りつくような出来事があって 時間が止まることがある そんな時は 新しい芽が生えてくるまで 日陰で休もう
