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I don’t know what I do tomorrow.

I don’t know what I do tomorrow.
「明日のことなんかわからないさ」

深く、深く、心に刻まれている言葉です。
インドのバラナシに住むモケという少年が、『劇的紀行 深夜特急』の中で、言ってました。(昔のドラマです。主演は大沢たかお。めっちゃかっこいいですよ)

で、このことについて語り出すと、長くなるんで端折りまくっちゃうんですけど、

遡ること10年前。
この言葉に出会った私は、もうね、ズキュンときちゃって。
よっしゃインド行ったろ!って思っちゃって。
インドに飛んじゃって。
道中で、何やかやといろんな偶然が重なっちゃって。
なんとバラナシでモケ本人に出会えちゃったんです。

一緒にお酒を飲みに行ったし、色々親切にしてもらいました。

まさに「明日のことなんかわからない」出来事でした。
こころから、いやぁ楽しかったなーって思います。

まぁさすがにインドは我々にとって「非日常」の世界って感じですけど、インド人にとっては、それがフツーの日常ですよね。
「明日のことなんかわからないさ」と思いながら生きている人がいます。

私が行った時、何十年かに一度の大水害だとかで、バラナシの街は水に浸かってたんですけど(街中で沐浴できた)、なんかみんな余裕そうでした。
「明日のことなんかわからないさ」って感じでした。

同じように、我々にとってフツーな日本での日常も、「明日のことなんかわからないさ」ですよね。

明日のことなんかわからないというのは、シンドイこともありますが、
もしかしたら、ひょっとしたら、こころから、いやぁ楽しいなーって思えることにもきっと出会える気がします。

明日のことなんかわからないさ。
……でも、それがいいんじゃないの。

っていう境地(菩提樹のもとで悟りを開くようなものかも)に達したら、ハッピーだろうな。
そう、常々思っています。

どうぞ健やかにお過ごしください。
せめて、ゆっくり珈琲でも飲みましょう。

oitoma でした。

#coffee
#珈琲
#oitoma

2023.7.14


【追記2024.1.22】
こんなことがフツーに起きちゃうんだから、人生において、旅って必要だなって思う。
11月に、南アルプス市で行われた沢木耕太郎さんの講演会に行った。
沢木さんは、決して、「人生は旅だ!」なんて、ダサいことは言わない。でも、はっきりと、「旅はした方がいいですよ」と言っていた。
旅をしないと味わえない心の震えって、たしかにあるものだから、今は、ちょっと旅したい気分。ちなみに、一番行きたいのは、イグアスの滝。ブエノスアイレスからバスで18時間もかかるらしい。遠い。

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