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本日の「読了」──ほか、わたしの脳細胞を通り過ぎた本

逢坂剛『墓標なき街』(集英社文庫 2018)
楠木建『絶対悲観主義』(講談社+α新書 2022)
相原精次 三橋浩『関東古墳散歩』(彩流社 2009)
松井久子『疼くひと』(中央公論新社 2021)
相場英雄『デフォルト』(ダイヤモンド社 2005)

今回はまとめて。
読み通したのは最初と最後の二冊。二冊目はパラパラ読み。三冊目は眺めた。四冊目は途中でm(__)m。


逢坂氏の著作は後頭部を千枚通しで一撃する殺し屋百舌シリーズの1冊。シリーズ開始直後は、つぎはまだかまだかと待ち焦がれたが、久しぶりに手にした。相変わらず面白うござんした。


楠木氏の著作、落ち込んだとき、もしくはこれから何かにチャレンジするときに読みましょう。おっさんには、時すでに遅し。


相原・三橋氏の著作は、埴輪のムック続きで手にしたが、ちょっと古いこともあって、行きたい! と思える古墳が見つからなかった。


松井氏の著作、古希を過ぎた女性がSNSで年若い男と……という、大人の恋? 物語なのだが、最後まで読めなかった。あとがきに、先頃、思ったほど炎上しなかった「おひとりさまじゃなかった疑惑」の上野千鶴子氏に小説にすることを薦められたとあった。だからなに? と言われればそれまでだが、なんとなく、さもありなんとも思った。


相場氏の著作は、BSプレミアムで氏の『ガラパゴス』を原作にしたドラマ(織田裕二主演 2023.2.6,2023.2.13)を見て面白いなと感じ、初期の作品を手にしてみた。日銀、財務省をはじめとした金融界の腐敗に殺された仲間の復讐のために日銀をデフォルトに追い込むという物語。読んだことがないジャンルだったので面白かった。

[2023.03.06. ぶんろく]

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