年をとりたくない

変わりたい自分と、変われない自分。
その二つしか自分にはないのだと思っていたけれど、変わるのが怖い自分もいるのかもしれない、と思う。それが変われない自分サイドにいるから、いつもいつも同じ天井を眺めてため息ばかり、吐いているのかもしれないなあ

大人になったら、諦めることを覚えていくんだと、どこかで漠然と思っていた。だから、楽しめるうちに楽しんでおこうと思って生きて来た。
だけど、最近はいつも後悔している。若いうちに、もっとこの経験をしておけばよかったと思う。もっと早く、早く早く動き出せばよかった。
だけど、そう思っているうちに、この先の未来の自分よりも若い今の自分を、見過ごすことになっているんだ、とも思う。
大人になったら諦められるなんて嘘だった。
誤魔化すのが上手くなるなんて、ただの勘違いだった。
ただ、それを外に出す勇気がなくなっていくだけだった。
どんどん素直になるのが怖くなるだけだった。


大人って、なんて不自由ないきものなんだろう。
それともそれは、自分がほんとうの意味で大人になりきれていないからなのだろうか。


こわい、こわい。
このまま年をとるのがこわい。
今よりももっと若くなったら、自分はもう自分に素直でいれなくなるのかもしれないなあ

ずっとずっとこわい
今日を大事にしなくちゃいけなかったのに
またそんなことをぼうっと考えて1日が終わってしまった


そら



2020/10/23
buonyari.

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