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コスパ圧勝。コスパなしでもハンドリングがすごいSUVなマツダ CX-60試乗記

国内価格299万円~と、コスパがバグっていると噂になっていたマツダCX-60の試乗車が配備されたので、乗ってきました。

試乗車は、マイルドハイブリッド付きの直列6気筒ディーゼル。外装色はプラチナクォーツメタリックで、なかなか上品なお色。

新しいハンドルは、レザーの質感も良いし、形状もセンターがコンパクトで見た目もよく好印象。

内装は黒のレザーでしたが、質感高く、輸入車と戦えるレベル。

個人的には、このタンカラーがレンジローバーっぽくて好きですが、ディーラーにはなく確認できずでした

試乗した結論。コスパ考えたら最強。コスパなしでも、ハンドリングのレベルは相当高い

結論から言うと、走行性能や快適装備の数々で素晴らしい車でした。

長所としては・・・

・FR化したハンドリングの良さ。ステアリングの支持剛性も高く、安っぽいフィーリングがなくドイツ車から乗り換えても違和感なし

・コーナーでもロールせずに俊敏(デキの良いスポーティーなセダンみたいいに、ステアリングの微細な動きへの追従性が良い)

・ハンドルのチルト&テレスコピックは電動だし、フロントガラス照射タイプのヘッドアップディスプレイも中位グレード以上は標準でついてる
(なんでもオプション地獄なポルシェの大半の車より快適装備付きになると思いますw)

・ディーゼルで街乗り17km/L出る燃費の経済性

というあたりでしょうか。

これで車両本体価格は299万円から600万円台までは、コスパは完全にバグってます。

細かな欠点としては・・・

・低速20~30kmまでは脚が動かず、路面の当たりが硬めなコツコツ感あり(40km以上では気にならなず快適になる)

・ハイブリッドのモーターとディーゼルの協調制御の詰めが甘く低速で多少ギクシャクする(低速のパーシャルスロットルが扱いにくくドライバビリティがやや低い)

・リアシートの座面長さが短いので後部座席の大人は長時間座るとちょっと疲れそう

ですが、長所の良さからすれば、マイナーな欠点と思えるレベルです。

スポーツ性能重視なSUV好きなら、買い

マツダ車は、これまで乗った印象だと、スタイリングが良くても、ドイツ車に比べるとハンドリングに安っぽさがあったり、フレーム板厚が薄そうな剛性感の弱さを感じていて、その辺りは価格相応感は残っていました。
(ロードスターだけはそれらの弱点を軽さで帳消しにしてお釣りが来ますが・・・)

ただ、今回のラージプラットフォームでFRになったCX-60はステアリング支持剛性が高く感じられ、フレーム板厚薄そう感もなく、街乗り速度の範囲だけど、とても良くて、走りの質感は国産車SUVでダントツNo.1な印象。ちょっとこれまで乗った他のSUVとは比較にならない。

CX-60はマイナーチェンジや年次改良で、脚の硬さやモーター協調制御が改善したら、欠点らしい欠点ないし、本当にケチつけようがない車になりそうです。(エアサスとまでいかなくても、可変制御のダンパーが入ったら足回りの快適性とスポーツ性能は両立できそう。マイチェンに期待)

しかし、これが299万~はバグですね。すげー。気になる方は、ぜひ試乗されてみてください。

レンタカーでCX-5とCX-8に乗ったことがあり、それらもすっきりしたハンドリングで良い車でしたが、CX-60は明確にレベルが違います。なので、それらのユーザーの方が買い替える価値はあるし、僕のような輸入車好き(現行所有は、最新型カイエン)が手を出しても後悔はないと言える素晴らしい車。マツダさん、すげーよ。。
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