見出し画像

プラスチック・オーシャン

こんにちは!ビジネスレザーファクトリー広島府中店、大学生ユースメンバーのゆうといいます!

ビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)とは】        ソーシャルビジネスしかしない企業「ボーダレスジャパン」のグループ会社。日本のビジネスパーソンへ牛本革製品を届けることで、バングラデシュの貧困解決に挑んでいます。

このブログでは、ビジレザ大学生ユースメンバーの関心のある社会問題について発信しています!


今回のテーマは環境問題を訴えるドキュメンタリー映画「プラスチック・オーシャン」です。

この映画を私が観たきっかけは、先月起こったモーリシャスでの日本船による重油流出事件。(詳しくはこちら

ネットではモーリシャスの人々が重油回収に全力を尽くす姿や、子どもたちが、重油回収に便利な髪の毛を寄付する姿などをたくさん目にしました。

一方で具体的な対応をとらなかった商船三井は世界中から大バッシングを受けています。

海が汚れたことも、日本の企業がしっかりと対応しなかったこともショックでしたが、私にとってこの事件は海洋汚染への関心が高めてくれるきっかけになりました。

1プラスチック・オーシャン


私は映画を通して社会問題に触れることが多いのですが、これまでほとんど環境問題を扱かったものを観たことはありませんでした。

モーリシャスでの事件を見て、これは知らないといけない!と危機感を持っていた時に出会ったのが、この「プラスチック・オーシャン」というドキュメンタリー映画です。

画像1

(プラスチック・オーシャン)

この映画は、2016年に制作されたもので海洋プラスチック問題を分かりやすく、そして危機感をもって伝えてくれるものです。

様々な海や国をめぐって問題提起をしているのですが、その中でも衝撃的だった内容を少しだけご紹介します!

~たった10年で100年分を超えた製造量~
人間の生活に必須となっているプラスチックは1950年代に発明され、世界中に広まりました。

プラスチックは分解できないものが多く、ほとんどは処理のために埋め立てるしかありません。

にも関わらず、ここ10年でプラスチック製造量が20世紀の製造量を超えたそうです。さらにその半分は使い捨てのもの…

作られたプラスチックのほぼ全量が、未だに地球に残っています。

特にその被害は「途上国」で目立っています。

「先進国」からの輸入品が増え、以前はなかったプラスチックがあふれるようになった「途上国」には、処理場を持たない地域も多く、家の周辺に大量のプラスチックゴミがあふれている状況を簡単に目にすることができます。さらに、有害物質を含むプラスチックゴミによる健康被害も起こっています。


~動物の死体から大量のプラスチック~

海洋生物の死体からプラスチックゴミが出てくるというのは耳にしたことがあったのですが、海鳥の死体から276個ものプラスチックゴミの破片が出てきた映像は衝撃でした。

海鳥のひな達は、お腹に溜まった重たいプラスチックゴミや油によって空を飛べないこともあるそうです。

私も間接的に動物の命を奪っているのだと思うと、ゾッとしました。
このシーンは特に私達、人間が考えなければならない責任を突き付けてくれるものでした。

画像2

(プラスチックごみに囲まれる海鳥。イメージ図です。)


~1時間半で1300トンのプラスチックが流出~
映画を見続けていると、その時間までに流出されたプラスチックゴミの量が表示される仕掛けが施されています。

約1時間10分の時点で海へ流出したプラスチックゴミの量はなんと約1300トン。
500㎖のペットボトル260万本分です。

本当に全員が意識を変えないとこの問題は解決されないんだと認識させられました。


2海洋汚染を防ぐために自分にできること

今回紹介した内容は本当にごく一部。なので、ぜひ映画を全部見て頂きたいです!

そして、これからどうしていくかを深く考えてもらえると嬉しいです。

私はまず2つのことに取り組んでいくことにしました!当たり前なことばかりですが、まずはハードルの低いものから取り組んで、いつか大きな力につなげていきたいです。

①脱プラスチック生活をもっと徹底

・普段の買い物でなるべくプラスチック包装を避ける
いつでもどこでもマイバッグは徹底しているのですが、食品を包んでいるプラスチックの袋やラップは、あまり躊躇せずに買ったり使ったりしていました。

しかし「食材の包装は仕方ないよね」と諦めて手に取っている包装も、きっと避けられるところがもっとあるはずですよね!


例えば量は多いですが、キャベツは包装されたカットのものではなく、生そのままの一玉のものを買ってみたりとか。食材を買う周期を変えればできそう!

・エシカル思考のお店を利用する

買い物以外でも、プラスチック容器を使っているお店は利用しないのも大きなアクションです。


先日、スタバで冷たい飲み物も紙製カップが導入されました!(詳しくはこちら)スドも紙ストローとグラスを使われていますね。

他のお店はまだ分かってませんが、脱プラスチックを目指す者としてはこういう選択肢が増えることがとっても嬉しいし、助かる!!


軽いティータイムでも、私の選択が未来を左右すると肝に銘じて、徹底していきましょう!


・mymizuで給水を!

mymizuというサービスをご存知でしょうか?
無料で給水できる場所を簡単に探せるサービスで、私もよく利用しています!

画像3

(mymizuのアプリはこちらです!)


マイボトルは、大きいものを持つと疲れるけど、夏場は特に量が足りなくて、喉カラカラになっちゃいますよね…

でもこのmymizuがあれば、少量のマイボトルでもお水を貰えるから安心です!


お金の節約にもなるし、オススメなので気になった方はぜひこちらからダウンロードしてみてください!(iPhoneの方はApp Storeで「mymizu」とご検索ください。)

画像4

(このように現在地の周りの給水スポットが表示されます!)


②ゴミ拾いのアクション

脱プラ生活を徹底して頑張ったら、これから出るプラごみの量は減らせるかもしれません。


しかし、当然ながら既に多くのゴミが地球上にはあふれています。
それはクリーニングするしかないので、ポイ捨てされたプラごみが海に行き着かないようにゴミ拾いの意識を強くもつことが必要です。

日常的なゴミ拾いは当然ですが、友達と定期的に集まってゴミ拾いのアクションを起こしていこうと思います。

海はかなり遠いのでなかなか行けませんが、月に1回くらい行ってクリーニングしたい…!

ゴミ拾いなら、ソーシャルディスタンスもしっかりとれるから安心です(笑)!


みなさん、いかがでしたでしょうか?
美しい海を守るため、そして私達の健康を守るためにもプラスチックゴミについて少しでも関心をもっていただけたら嬉しいです!

映画の視聴はこちらから…NetFlix:プラスチック・オーシャン

日本でも一部の映画館で上映予定だそうです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?