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「量感」を鍛えるもっとも簡単なエクササイズ

入社1年目の研修シーズン真っ只中。
私もいくつかの案件に登壇し、「数字」の大切さを伝えています。

さて、以前に「量感」という言葉で動画を公開しました。5分程度の動画ですので、まずはご覧ください。

数字に強い人になれる!「量感」を鍛える方法

この動画において、「量感」とは知識と比較の2つが必要であると解説しています。

まずは数字を知らなければなりません。日本の人口が1.3億人という知識がなければ、日本で歯ブラシが年間に何本売れるかを推定するのは難しいでしょう。

さらには比較という動作なしに量感を身につけることはできません。見るからに60歳以上の人が「私は20歳だ」と言ったらあなたは違和感を持つでしょう。それは60と20という量的情報を比較することで生まれる感慨です。

この動画だけでも十分に語り尽くしているとは思いますが、それでもなかなか「量感」を持つことが難しいと感じるビジネスパーソンも多いようで。

そこで今回は、もっと手軽に、もっと本質的に、日々のちょっとした習慣によって「量感」を身につけるコツをお伝えします。最終的には、感覚を鍛えるとはどういうことか?という問いの言語化になっている内容です。ぜひ最後まで。


「量感」とはそもそも何か。

読んで字の如く、量を感じ取る感覚です。嗅覚はニオイを感じ取る。味覚は味を感じ取る。それらと同じようなものだと思ってください。

わかりやすさのために、味覚を例にします。重要な問いをひとつ投げかけます。

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