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『魔法をかける編集』 〜何かを伝えたいとき、私たちは魔法使いになっている〜

『魔法をかける編集』を読了。

本書を読んでいる間、私はずーっと岐阜のまちと写真右の『Edit GIFU』のことを思い浮かべていた。

『Edit GIFU』は今年6月に発行された、私の大好きな岐阜がぎゅっとつまったリトルプレスだ。

いつも行く大好きなお店、いつか行ってみたいなと思ってるお店、様々な魅力あるお店が、これまた魅力ある文章で紹介されている。

まさにこの『Edit GIFU』は岐阜のまちの魅力を編集したリトルプレスであり、本書でいうところのローカルメディアである。
そう、岐阜のまちは、そうやって誰かが誰かにその良さを「伝えたい」と思う、とっても素敵なまちなのだ。

さて、話は少し変わって、私は、自分のFacebookに何かをアップするときに、できるだけコンテンツとして成り立つものにしたいなと考えている。(まぁ、できるだけ、ではあるが。)

アップすることは、ほとんど私が日常触れていることであり、私は私の日常の「ある瞬間」を切り取り、集めて、みんなに見てもらっている。ある意味、私は私の日常をキュレーションしており、私自身も私のFacebookをローカルメディア化しているのだ。

メディアとして捉えることで、そこにアップするものは、なるべく見た人が「いいな」と思うように編集する。
編集すると言っても、大げさに表現するわけではなくて、私なりのフィルターを通して、私なりの写真と言葉を使って、少しでもそのモノやコトの良さが伝わればいいなと思ってアップしている。

本書によると編集力とは「メディアを活用して状況を変化させるチカラ」だそうだ。
例えば、私が新しく知ったお店に行ったりするのも、『Edit GIFU』の編集力によるものだ。

だから、私のFacebookというローカルメディアを見て、読んでくれて、「いいなと思ってやってみた」とか「買ってみた」とか言ってもらったり、いやもう「いいね」って思っていいねしてくれたりするのが、私の編集が少しでも伝わったみたいですごーーーーーーーく嬉しいんだな、ということが分かった。

誰かに何かを伝えたいと思った時、人は誰でも編集者という魔法使いになれる。

これからも、私が切り取った大好きを、少しでも伝えていければいいなって、改めて思った一冊。


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