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辞書の生き物 #360 犬種

交雑・交配

人の場合、世界各国にいろいろな人種がいますが、その人種間では子供が生まれます。
日本では「彼女はハーフです」などと使われますが、英語では「She is a half.」とは使いません。
She is half-Japanese and half-American.」のように表現します。

人と同様、色々な種類があるイヌの場合、同じイヌ科内であれば、子供が生まれます。
最大級のセントバーナードと最小級のチワワでも子供を作ることは可能です。

同じ科であれば(近縁であれば)、子供が生まれ、これは交雑もしくは異種交配などと呼ばれます。

父ロバと母ウマの交雑で生まれた子は「ラバ」、ライオンとヒョウの子供は「レオポン」、ライオンとトラの仔は「ライガー」など実際に産まれた例が知られていますが、これらの子供は生殖能力が低く、第二世代はなかなか生まれていません。

地球上の自然の情報などを写真付きでまとめた「National Geographic」が、イヌキツネの子供が生まれていたことを報告しています。

遠い近縁であるイヌとキツネの交雑は通常は起こらないと考えられますが、
生存地の環境変化などが影響したのかもしれません。

交雑種であることは、染色体の数や遺伝子解析で確認されたとのことです。

人間界では格差が広がりつつあり、遠い未来では、人間同士でも子供が生まれないほどの人種差が生まれてしまうかもしれません。



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