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辞書の生き物 #381 蚕食鯨呑:さんしょくげいどん

蚕食鯨呑

大国が小さな国を方法を問わず侵略することを意味する四字熟語です。

蚕食:さんしょく

カイコの幼虫は、桑の葉を端から徐々に食べていきます。
その様子から、市場や国の領域を徐々に浸食・拡大していく様子を表す慣用句になっています。

鯨呑:げいどん

クジラが魚などを丸のみにするように、大きなものが小さなものを一飲みにする様を示す言葉です。

「蚕食」と「鯨呑」を合わせて、徐々に浸食する、あるいは、一飲みにするなど、方法を問わず、強大な国が小さな国を侵略することを表す慣用句になりました。




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