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グループダイナミクス(集団心理)を理解してチームを一段高い次元へ!

こんにちは、事業計画研究所です。

本日はグループダイナミクスについて記載したいと思います。

「個」と「集団」それぞれの考えや思考が影響しあう特性のことですが、
昨今は小学校から企業、医療の現場にいたるまでさまざまなところで考え方が活用されています。
もちろん、企業においてもチームや組織とさまざま大小な枠組みで勤務しています。それらのチームが円滑に運営されるためには集団心理を理解しておく必要があります。

ぜひ、最後までご覧ください!


グループダイナミクスとは??


グループ・ダイナミックスとは心理学者のクルト・レヴィンによって提唱された集団における力学理論です。
個人の行動や思考は集団から影響を受ける一方、集団に対しても個人の思考が影響を与えるという考え方です。
多様な個人が集団を形成すると、その集団の中で集団規範や基準が生まれたり、各メンバーに対して圧力が生じることになる。


【集団の凝集性】


集団のメンバーが違いに惹き合う程度のことです。
上記でいったように集団独自の基準などが形成されるが、この凝集性が高ければ高いほどメンバーに対する集団の圧力が強くなる。

これらは学校教育などでも積極的に活用されており、集団で生きる、協力することの重要性や活用を学ぶことと思います。

これらの凝集性を高めるために重要なことは、「共通の目標、目的」があるということです。
いわゆる「one for all」「all for one」の状態であることをいいます。

「アンケートいれたい」


【集団浅慮(グループシンク)】


集団で合意形成を行う場合、個人で行う意思決定よりも短絡的な決定がなされる場合があります。
これをグループシンクといいます。これらは集団の凝集性が高く外部と環境が隔絶されている場合におこりやすいといわれています。
また、集団におけるリーダーの圧力が強く、集団における個人への圧力が強い場合なども起こりやすくなります。
これらのグループシンクによってだされた極端な結論をグループシフトといいます。リスクの高い結論を「リスキーシフト」、慎重になる結論を「コーシャスシフト」といいます。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」が一番代表的なリスキーシフトであると言えます。


【ホーソン効果】


人から注目あびたり、期待されたりすると生産性が向上がするという結果が生じることがあります。
この他者の注目によって意思決定に変化が生じ、好結果に結びつく現象をホーソン効果といいます。

これらのホーソンによる研究では下記4つが結論づけられています。
①労働者の行動と感情は密接に関係していること
②集団は個人の行動に影響を与えること
③集団の基準はここの労働者の生産性を決定する上で大きな影響力をもつ
④労働者の生産性を決定する要因は金よりも集団の基準や安心感


まとめ

企業という一点で考えると、集団やチームの団結力や協働は社内マネジメントやコミュニケーションに非常に重要です。
また、ホーソン効果を活用した好事例として、表彰制度などがあります。
ディズニーリゾートなどは、企業から従業員へ表彰するわけではなく従業員同士が良いと感じるキャストへ投票するシステムで表彰を行ったりしています。


本日はここまで!!


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