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バイトは向き不向きをよく考えて。

春の連続投稿チャレンジにあと1記事で応募できるので、無理くりにでもひねり出して書こうと思います。
#はじめての仕事 なんで、初めてやったアルバイトの話を書きます。

高校がバイトとか禁止でしたし(やっている人はもしかしたらいたのかも)、“自称”進学校だったのでアルバイトという選択肢がないまま大学生になりました。あんまりバイト探しとかもよくわかってなかったので、適当にやってたら5月とかになってました。それなりに頭は良いつもりだったので、時給がいいと聞いていた塾講師をすることにしました。

めちゃくちゃに文系なので担当は英語と社会と国語を受け持つことにしました。個別指導塾だったので担当の生徒がつくまではまだ担当がいない子や、いつものコマに来れないときの振り替え回を担当することから始めることになりました。
基本は1対1なのですが、たまに同時に2人を担当することもありました。
そういう場合は片方に問題を解かせている間に、もう1人に解説をするという風に進めていきます。

塾講師という仕事はなかなか難しかったです。
まず、自分で解くのと教えるのでは感覚が全く違うということです。
自分が問題を解くときはある程度勘でやってもいいですし、何問か間違えてても問題はないですが、教えるときには間違ったことを教えられないですし論理的に説明できないといけません。
「ここは感覚でやってね」なんて言うことはもちろん許されません。

さらに、ただ教えるだけでなくこの先はどういうペースでどの教材をやっていくかということも講師が考えなくてはいけません。高校ないし大学の受験本番までに志望校合格のレベルに行くにはどういったルートをたどらなくてはいけないのかということを中・長期的に考えなくてはいけませんでした。
受験生時代の自分は本当に何も考えていなく、先生や親に言われるがまま勉強してきてしまったので(加えて言われたこと全部を遂行できたわけでもない)、どうやって行ったら合格できるとかもあまりわかってなかったです。
講師としてキャリアを積めば学んでいけるのかもしれませんが、「新人の先生だからペース配分を失敗されてもいいや」なんて生徒は存在しないので最初からできてないといけないと思っていた自分にとってはかなりのプレッシャーでした。(今思えば先輩とか社員さんに聞けばよかったんですが)

そういうのが怖かったので、担当がつかないように月の出勤数がめちゃくちゃ少なかったです。週1回で2~3コマづつみたいなナメた働き方をしていたので、月収が3万円もあればいい方でした。(そういえば塾講師のわりに時給は控えめなところだったんです)
出勤もあまりしないから結果として他の講師の人とも仲良くなれなくて1人勝手に気まずい思いをしていました。これは追加で言うと、その塾に通ってた人が大学に入ってそこで働き始めるというパターンが多かったからでもあると思います。

最後の方は採用となった教室ではなくて少し離れた教室にヘルプに行くのがメインになっていました。(もうどこの所属かわからない状態でした)
他教室にヘルプに行くとその分ヘルプ手当が出ますし、ほかの講師が知らない人なのが当然なのでとても働きやすかったのを覚えています。さっき言った月収3万円を超えたのはそのヘルプに行っていた月ですね。

結局年度末の更新のところで、コロナとかを言い訳に退職しました。
人に何かを教えるのは好きだし得意だと思っていましたが、それ以上に1対1で生徒の将来・責任を負うということに耐えられなかったのが実情でした。なので、集団塾ならもっとましだったのかもしれないですね。
あと、すでに出来上がっているコミュニティに入るのが何よりも苦手なので、ちゃんと4月から始めるのが良かったのかもしれません。
生徒が問題を解いている間にウトウトとかもしてたので、本当に個別指導塾は向いてなかったかもしれないです。

次に4月から始めたバイトは友達もいるところだったので、大学卒業まで続けられました。


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