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1_06_”めんどくさい”の意味。

このnoteは、投げ銭スタイルで投稿しております。
最後までお読みいただけると嬉しいです。

仕事でもプライベートでも、「めんどくさいなぁ」と思うこと、たくさんありますよね。
そんなとき、皆さんはどうしてますか。私は、、、

ぶっちゃけ!
「めんどくさいものは、どうやってもめんどくさいので、受け入れるか気をそらすかして上手くやるしかないのです。」
と思っています。

私は、毎日、何度も何度も「めんどくさい」という言葉を発しています。言葉にせず、心のなかで思っているだけのことも多々あります。もしも、”めんどくさいカウンター”というものがあったなら、そして、私が感じためんどくさいの回数を日々計測したら、恐らく、国内では確実にトップランカーとして名を馳せることになると思います。世界に出ても、良いところまで進出できると思います。それほどめんどくさいことが嫌いなんです。

私は、何をするにもなかなか重い腰が上げられず、やり始めるまでものすごく時間がかかってしまいます。
その割には、一度やり始めると止まらず、
「折角やり始めたのだから、これくらいまではやらないとね。」
と、ものすごく高いところにハードルを設定してしまうから、なかなかゴールが見えず、でも自分の出来に納得できないから、自分自身に対してイライラしてしまうことがよくあります。
本当に厄介な人です。こんな私が一番めんどくさい。

そして、この傾向が顕著に現れるのが家事です。特に、私が担当することが多いお風呂の掃除と窓の掃除です。
やる前は、「絶対いやだ!」なのですが、小さい子供がいる家庭ですので、汚れているのを放置し、不衛生なままにする訳にもいかず、「もう仕方ない!やるか!」となったら逆にもう止まりません。特に、ムキになってしまうのが、お風呂掃除の場合は排水口であり、窓掃除の場合は窓枠のサッシです。
こいつらがなかなか手強くて、やっつけてもやっつけても息の根を止められず、いつも、どこか不完全燃焼な気持ちを残したまま決戦会場を去ることになります。

話しは変わりますが、先日、何気なくテレビを見ていたときのこと。
そのときは、たまたまNHKの「テストの花道」という番組が放送されていました。この番組は、大学受験を控えた高校生数名が、司会の所ジョージさんやTOKIOの城島茂さんとともに、受験や勉強方法などをテーマにして、若者らしく自由闊達に討議する番組です。
話の脈絡は忘れてしまいましたが、その番組の中で、ある高校生が、
「それって、めんどくさいんですよね・・・」
という発言をしたことに対し、所さんが、
「めんどくさいということは、実は、ものすごく幸せなことなんだよ。そもそも、生きるということはめんどくさいこと。だから逆に言えば、めんどくさいことをしていない人は生きていないということ。死んでしまってはめんどくさいことさえもできないからさ。」
というようなお話しをされていました。(記憶が定かではないので、私なりの脚色が入っているかもしれません。そういう意味のことを言ってたということでご容赦ください。)
これを聞いて、私は、思わず”なるほどな”と思ってしまいました。
それまで、めんどくさいことと言えば、”百害あって一利なし”と思っていたところがありましたし、人が生きていくための障害でしかないというか、諸悪の根源なのではないかとさえ思っていました。しかし、考え方を変えれば、めんどくさいことができている自分に幸せを感じることもできるかもしれないな、と思いました。

でも、やっぱり、めんどくさいものはめんどくさい!

だから、無理やりにでも気持ちを切り替える術をもっていないとやってられません。
基本的に、「めんどくさいこと=避けたいこと」であることが多いでしょうから、気持ちのコントロールなしに事にあたると、いい加減になってしまうでしょう。そうなってしまうことをどうにかして防ごうとしなければなりません。

めんどくさいことに遭遇したとき、私は、こんなことを実践しています。
まず、今、まさに遭遇している”このめんどくさいこと”を解消するためのアイデアが創出できないかを考えてみます。そして、そのアイデアが実現したとき”その後はどうなるだろう”ということについても思い描いています。こうすることで、何か新しいアイデアを出す訓練の場としています。
また、今、正に対峙する、そのめんどくさいことの中にも、既に解消されためんどくさいこと、つまり、”めんどくさかったこと”が含まれている可能性がありますので、そういうものがないかを探してみます。
例えば、先の私の例で言えば、お風呂の排水口の掃除がめんどくさいのですが、掃除しながら、
”排水口を綺麗にする手段には、どのようなものがあるだろう?付いた汚れを落とすには、今、自分がやっているように、雑巾やブラシで物理的に汚れを落とすしかないのかな?そういう機械って作れないのかな?その前に、そもそも汚れないようにすることはできる?化学的なアプローチが必要?そもそもこの排水口の汚れの正体は何なのだろう?”
というようなことをぼんやりと考えています。そして、こんなことも考えています。
”排水口の先は、下水道だな。やっぱり下水道ってすごいな。汚れた水を浄化するんだよな。どういう仕組みなんだろう?何キロメートルも何キロメートルも管がつながってるんだもんな。日本の下水道の総延長ってどのくらいなんだろう?あと、普及率はどのくらいなんだろう?”
排水口の掃除とは直接関係ありませんが、”下水道を作ってそれを利用する”という、既に解消された問題について思い巡らすということもできます。
手に持っている雑巾についても、様々想像することができます。例えば、
”うちの場合、雑巾は、古いフェイスタオルをミシンで縫うことが多いよな。やっぱりミシンってすごいよな。どういう仕組みになってたっけ?あれを、何か違う用途で利用したら、何か便利にならないかな?”
というようにも。

もう、何でもいい。とにかく、目先をそらし、意識を変えることで、めんどくさいことに”めんどくさい”と思いながら真っ向勝負しないように頑張ってください。そうしないと、本当に気が滅入ってしまいますから。
あと、これは男性に多いと思われますが、一つ注意していただきたいのは、あまりに妄想が過ぎて、目の前のめんどくさいことに対する作業がおろそかにならないようにしてください。
わたしを含め、どうも男性は、複数のことを同時にすることが苦手なようです。だから、よほど注意しないと、気が付けば、動作は完全に止まった状態で、ぼんやりと妄想だけしている、という状態になってしまいます。

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