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1_05_「それが仕事」と思ってみる。

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仕事だけに限らず、プライベートにおいても、何かと精神的に辛いことが多いですよね。怒ったり、凹んだりと感情的なこともあれば、面倒だったり、長時間になったりと体力的なこともあるかもしれません。
そんなとき、「これは業務上発生していることなんだ。」つまり、「これは仕事なんだ。」と思うようにしてみてください。
なぜそんなことをお勧めするのか・・・

ぶっちゃけ!
「正直、それくらいの気持ちで事にあたらないと身がもたず、やってられないからです。」

私には、5歳になる娘がいます。
普段は、優しくて可愛くて、周りの空気を読んでは気を遣うような、こんな小さい時からこんなので良いのだろうか、と思うくらいできた子供です。そして、彼女には、年齢の離れた中学生のお兄ちゃんがいますが、性格は彼女とは正反対。妹のほうがしっかりしているのではないか、と思うこともよくあります。
そんな彼女ですが、かなり我の強いところがあり、特に、自分の思い通りにならないことに遭遇すると、癇癪を起こしてしまいます。
何でも自分でやりたい、そして、やり遂げたいという気持は、ものすごく良いことだとは思うのですが、やはり、年齢的にまだまだハードルが高いことも多く、”仕方ないじゃない”ということなのに、できない自分に腹を立てているのか、思いどおりにさせてくれないモノが悪いと思っているのか、泣き叫んだり、モノを投げたりすることがあります。
そんな状態に陥った娘に対し、私も、はじめは優しく「どうしたの?」と尋ねるところからはじめますが、だんだんそうもいかなくなってきます。娘も、それが、怒りなのか、悔しさなのか、何かわからない感情を私にぶつけはじめ、最初は泣いているだけだったのが、叩いてくるようになります。
それでも、くじけてはいけない、何とかなだめなければと思い、頑張ってはみるのですが、ただただ泣き叫びながら私を叩き続ける状態に困惑し始め、知らず知らずのうちに「どうしたって言うのよ!」と声が大きくなり、「仕方ないでしょう!まだ小さいんだから!」と声を荒げるようになっている自分が居ることに気が付きます。
それこそ、小さい子供相手にして、自分のほうが感情的になってどうするのよ、という感じなのですが、気がつけばそうなっていることが多く、騒動が落ち着いてから、”大人げない・・・”と猛省することも多々あります。
しかし、同じようなことを何度も繰り返してしまうので、これではだめだと策を考えてみました。

そこで行き着いたのが、「それが仕事」と考えてみるということです。

私と娘の間のことなので、これは、プライベートのお話しです。普段会社に行って業務に従事しているような、いわゆる仕事の話しではありません。
しかし、それを、あたかも仕事であるかのように考えて、職場をはじめ、普段のビジネスの場で行なっているような対応をしてみようということです。

例えば、自分が、あるショッピングセンターの警備員さんだったとします。いつものように巡回パトロール中に迷子になったと思われる子供を発見し、声をかけたとします。そこで、その子供が、ただただ泣き叫ぶだけで、まったく返答しないからと言って、声を荒げて状況を問いただすなんてこと、絶対にしませんよね。
もし、その子供が、あなたを叩きはじめたとしても、なんとか優しくなだめようとしますよね。
それは、その子供が他人の子供だからというのもありますが、それよりも、やはり、その場面が仕事モードだからです。
報酬をいただいているから、とか、やらなければならないという使命感があるから、とか、その理由は人それぞれかもしれませんが、やはり、「仕事だからできると思えること」というのは結構あると思います。
あたりまえのお話しではありますが、私自身、同じような場面が仕事とプライベートでそれぞれ発生したと仮定したとき、当然、仕事モードの場合のほうが、プライベートモードに比べて圧倒的に忍耐力が強いと思います。

皆さんも、私と娘の例のように、「この状況はやばいな。このままだと感情的になってしまいそうだな。」と感じたとき、「これは仕事なので、こんなことはあたりまえの状況なのだ。」と考えてみてはいかがでしょうか。

では、仕事中に「やばい。」を感じたらどうするか。
そんなときは、”これも仕事”の範囲を広げてみましょう。

例えば、あなたが上司やお客様からお叱りを受けている場合、その原因となった事柄に対してだけでなく、”お叱りをうけている”ということも含めて”これも仕事”と考えてみる、ということです。

先日、ある看護師さんとお話しする機会があったときのこと。
私が、
「皆さんのお仕事ぶりをほんの少し見ただけに過ぎませんが、それでも、ものすごく重労働なのだろうな、ということがわかりました。大変ですね。」
と言ったところ、
「いえいえ、仕事ですから全然平気です。”今日はいつもに増して大変だな”と思うときも、一生懸命従事していれば時間が過ぎるのは案外早いんです。そして、何より私たちは、時間になれば一旦その場から離れることができます。でも、付き添われているご家族の方は、24時間365日付きっきりです。身内の方々で交代されているとしても、頭から離れることはないでしょうから、それこそ休みなしです。そのことを思えば、私達は全然平気なんです。」
というお話しをされました。

仕事だからできること。そして、仕事と思えるからできること。たくさんあると思います。だから、仕事ではないことも、”これは仕事である”と考えてみて、そして、”それが(私の)仕事である”と思ってみることで、乗り越えられることがあるのではないか、というお話しです。

一度感情的になると、冷静さを失い、普段なら思わないことを思い、言わないことを言い、相手があることの場合はより状況が悪くなったり、そして、自己嫌悪に陥ったり、良いことなど何一つありません。
感情的になればなるほど、本当に疲れてしまいます。

正直、それくらいの気持ちで事にあたらないと身がもたず、やってられないから、「それが仕事」と思うことで、怒りを鎮め、目先を違う方向に向け、自分を保ってください。そんな手段の一つとして、持ち合わせておくことをお勧めします。
離れたいからと言って離れる訳にはいかないことなど山のようにありますので、ならば、目先を変え、考え方を変え、気持を切り替え、上手くやれるようにしましょうよ、ということです。

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