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書評「超 時間脳で人生を10倍にする」苫米地英人

今日でnoteをはじめて3日が経過した。割と飽きやすい性格の私ですが、今のところギリギリ続けていられるのは先日「自分の説明力」に絶望したからだろう。

誰かに、わかりやすく端的に物事を伝えるのって、文章でも口頭でも本当に難しい。

仮に説明下手だとしても、面と向かって「あなたの説明って下手ですね。わかりにくくて長いし」とストレートに言われることはまずないだろう。

私の場合はたまたま先日からYoutubeを撮り始めようと思い、大好きな家電を紹介するビデオを収録したのですが自分の説明が、

あまりに下手くそで笑ってしまった」のである(笑)

結論から言う、抑揚をつける、ポイントをまとめる...などこれを見ている人も耳にタコができるほど聞いたことがあると思うが、改めてこれらのテクニックの大切さを実感した。

耳にタコでもイカでもできるくらい、聞いていいと思う。
なんなら耳を養殖場にしてしまえばいい。

それくらい、大事なコトなのである。

基礎なくして応用あらず、ということでこれからもYoutubeだけでなくnoteでも場数を踏んで説明スキルを上げていきたいと思っている。
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話が少し逸れたが書評に入りたい。
今朝読んだのが「超 時間脳で人生を10倍にする」苫米地英人である。

結論からいうと「時間を増やすためには体感時間を拡張せよ」ということだ。

1日24時間という時間は全人類平等に与えられており、時間そのものを物理的に増やすのは不可能だ。なので、「体感時間を増やそうぜ」と本書では記載されている。

そのためのメソッドが3つあって「クロックサイクルをあげる」「並列度合」「グレインサイズ(抽象度)」だ。

要約すると「素早く判断する練習をしよう。そして複数のタスクを同時に片付けよう」という事になる。

特に印象深かったのが2つある。

1つ目は素早い判断を下すためのトレーニングである
「メニュー1秒決め」だ。

これはレストランやスーパーに入って、品物を購入する時に1秒以内に決めるというもの。苫米地英人さんの書籍を読んだことがある方なら、誰しもが1度が聞いたことはあるとがあるのではないだろうか。

早速これを実験してみたところ、なかなか難しい。
お弁当屋さんに入ると数十ものメニューがズラリと並べられているのだ。

「とにかく早く決めなくては」との思いでのり弁当を購入したのは記憶に新しい。

選定した理由はシンプルに「安いから」。

私がお弁当を選ぶ時に最も大事にしているのは「価格」であることがわかった。これも新しい発見である。

ただここで気をつけたいのが、1秒で決める=適当ではなくて「選定までに到る思考を極限まで縮めようぜ」ということだ。

そのためには五感を一気に働かせる。お弁当を見た時に値段だけでなく「味、見た目、購入したあとの自分の気持ち」。

これらを超高速で働かせて、一瞬で決めるのだ。

メニュー1秒決めは並大抵のことではないのがわかるだろう。
ちなみに昨日、弁当屋でメニューを決める時に3秒くらいかかった(笑)
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2つ目は同時並列処理のトレーニングである
「右手、左手、思考でまったく別の運動をしよう」だ。

本書では並列トレーニングとして以下作業を同時に行うことが推奨されている。


"右手▶︎テーブルに「人差し指→薬指→中指→小指→人差し指→薬指...」という順にトレーニング
左手▶︎空中でグルグルまわす
頭▶︎300から、297、294、291...と3ずつ数字を減らしながら数える"

やってみると、これが意外と難しいのがよくわかる。
左手をグルグル回すのは簡単であるが、頭の300から3ずつ引いていくのが結構難しい。

これを意識してやると脳内がパンクして、ぐっちゃぐちゃになるのである。
なので、無意識でできるようになるまで少し訓練が必要だ。

仕事も一緒で最初から同時に複数の作業をこなすのは、並大抵の事ではない。ましてや速いだけでは意味がなく、精度も高くなければならない。

ここに関しては「同時並列派」か「1つ1つを丁寧に仕上げる派」にわかれるが、みんなはどうだろうか。

私は後者の「1つ1つを丁寧に仕上げる派」であったが、最近「同時並列」の練習もしている。

最初から仕事で実践するのは少しリスクが高いので、食事を食べながらYoutubeを見たり、トレーニングしながらVoicyを聞いたり、掃除をしながら歌を歌ったりしている。これも立派な同時並列にトレーニングだと思う。

慣れている人からしたら、「それくらい普通やん」と感じるかもしれないが、普段から1つの作業しかしない私にとっては意識しないとできないことであり、最近になってようやく無意識にこなせるようになってきた。

つまり、「意識の無意識化」をいかにして出来るようになるかが、同時並列の鍵になってくると言えるだろう。

これらのトレーニングを継続して行えば体感時間が増えて、結果として人生が10倍に。

...いいや、せっかくなら100倍まで目指してみたい。
そして余った時間で、フォートナイト をを楽しみたいと思う。

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