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気づくこと

ウクライナで戦争が始まってから、一年が経ちました。

この一年間で、8000人の民間人が亡くなり、13000人以上の人が負傷しました。
約500万人の人が家を失い、800万人以上の人が国外に逃れました。(クリミヤを除くウクライナの人口は、4159万人です〈2021年度〉)

ウクライナ軍の死者は約13000人、ロシア軍の死者は約60000人。

この数字を、プーチン大統領は、どう思っているのでしょうか。

戦争で、大切な家族が死ぬ人たちの気持ちを想像することはあるのでしょうか。

自分の家を失う人の嘆きを、我がものとして想像することはあるのでしょうか。

最近の報道を見ていると、ロシアの人は、戦争のことに関わらないようにしていて、諦めている人が多いそうです。

戦争に反対の意見を言ったりすると、すぐ拘束されるので、公の場で戦争反対を訴えるのは、今のロシアでは、難しいかもしれません。

でも、戦争が長期化し、自国民が関心を失うと、プーチン大統領の思い描いた通りになります。

何も言わないことは、現状を認めたことと、同じだからです。

戦況と、解決の方向性に関心を持ち続け、プーチン大統領の侵略行為は許されない、全てのロシア軍はウクライナ領土から出ていかなければならないと、思い続けることは大事だと思います。(私たち日本人も同じです)

人は、気づかなければ、自らの行為を改めることはできません。

プーチン大統領も、自らに向き合って、気づくことから始めなければなりません。

自分のしていることの原因は、自分の欲望と無知にあり、人として絶対してはいけないことを、自分は今しているのだということに、気づくことが始まりです。

プーチン大統領に気づくきっかけを与える役割は、やはり第一にロシア国民に委ねられていると思います。

ペレストロイカも外圧ではなく、ロシア国民の意見の高まりからなされました。

この侵略行為をすぐに終わらせることのできる、世界でたった一人の人物を動かせるのは、ロシア国民です。

私は、ロシア国民に期待しています。

そして、私も、この戦争から目を逸らさずにいようと思います。