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スルメのような人生

友人と、シーシャをゆっくり味わいながら、
成城石井のサラミとチーズと、
パイン味のほろ酔いと、哲学について語る。
これぞわたしのとろけそうなぐらい贅沢な
夜の過ごし方なのです。

好きなものを楽しみながら、
好きな人と好きな話題で盛り上がる。

幸福は、ありふれた日常の中にある

とつくづく実感します。

幸せだとか、愛とか恋とか、感情だとか、
死とか、答えのないことをこねくり回す。

結局答えがでることはないんだけど、
こんな話をリラックスした状態かつ真剣に話すと
その時の最適解が出てきたり
パワーワードが出てきたり
お互いの価値観を引き出しあえて、面白い。

ぼんやりした思考を浮き彫りにするような作業。

先週の華金は、
同じ哲学科出身の先輩と一緒に、
シナモンやかすみ草のフレーバーのシーシャで
浄化されながら、
今の自分を形成している体験について話しました。

個人的な原体験は、
いつか死ぬということが頭にこびりつき、
現実に身が入らなかった10代と、
高校卒業後の自宅浪人の2年間。

どちらかというとネガティブで泥くさい。

トンネルを抜けたら新たな光が待ってる、
自分の人生を切り拓きたいとずっと渇望していた。

Taylor swiftの22という歌に
【We happy free confused and lonely at the same time.】という歌詞があります。
ハッピーで、自由でごちゃごちゃして、孤独を同時に感じる〜というような。

まさに振り返ると、そんな10代と学生時代だった。
ベースは楽しいけど、孤独が3割ぐらい。

同じような感覚を共有できる人と話すと、
ひとりじゃないと思える。

きれいじゃなくていいから
泥くさくて噛めば噛むほど味が出る
スルメみたいな人生がいいよね。

色んな話を共有してる中で、
先輩がなにげなく言った言葉がよかった。

数字を追っている仕事から離れて、
こんな語りをした夜は、
清々しくて、思考が解放される。

物事は、正解も間違いもない。
そこには解釈が存在するだけ。

いつか死ぬってこと以外、私は何も知らない。
知らないことだらけだからこそ、
生きる理由がある。

今後も出会い続けるであろう、たくさんの人や、体験や、言葉が楽しみで仕方がない。

そうやってまた、明日を生きるエネルギーにする。

不器用でも、時間がかかっても、
噛めば噛むほど味が出る、
スルメのような人生にしたいな。

今日は金曜日。
みなさんにとっても、愛おしくて、幸福で、
ステキな週末を過ごせますように。

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