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バレットジャーナルの魅力を考える


前回の記事の文末で触れたバレットジャーナル。
あれから5か月、実際にバレットジャーナルを作り、実践をしてみた。

今これを見てくれている方は、バレットジャーナルを実践している方もしくは興味のある方だろうか。。
私も、バレットジャーナル(以下BUJO)を実践している方々のYoutubeやInstagram、WEB、もちろんnote、十人十色のBUJOを参考にして5か月が経った。
今日は、BUJOとはなにか、私が管理している内容、改善したいこと、使用しているノート、最後に、大好きな文房具を使うこと(今日は紙がメイン)に少し触れながら、実際にBUJOについての感想書いていこうと思う。

BUJOの考案者"ライダー・キャロル"とは

Ryder Carroll
バレットジャーナルの発案者。デジタルプロダクト・デザイナー。
現在はニューヨークのデザイン会社Ideanで主任デザイナーを務め、アプリやゲームなどのデジタルコンテンツの開発に携わっている。これまでアディダスやアメリカン・エキスプレス、タルボットなどのデザインに関わる。
バレットジャーナルは、デジタル世代のための人生を変えるアナログ・メソッドとして注目を集め、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ファスト・カンパニー、LAタイムズ、BBC、ブルームバーグなど多くのメディアで紹介。またたく間に世界的なブームとなる。
「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」


ライダーキャロル。彼がBUJOの考案者。
彼は幼少期にADD(注意欠陥障害)と診断された。
当時12歳~15歳。彼は、自身の思考を整理するために、 ”思考を整理する術” としてノートを用いるようになった。

"私の側にはいつも紙とペンがありました。好きな絵を描いたり、文章を書いたり。その繰り返しを続け、延長線上にバレットジャーナルがあります。
というのも、私には他の人とは異なる問題があり、ノートに「書く」ことでその問題を克服していったのです。"
上記DELFONICSの記事参照


ノートに思考を整理することで幼少期に診断されたADD(注意欠陥障害)を克服。彼が幼いころにADDと診断されたことから始まったノート術ということもあり、BUJOはとてもシンプルで使い勝手がよく、だれでも簡単に時間管理やタスク管理などの様々な組織管理が可能(とのこと)。

私が思うバレットジャーナルの良いところ

このシステムはスケジューリング、リマインダー、To-Doリスト、ブレーンストーミング、その他の組織タスクを1つのノートブックにまとめている手帳術。日本語で「弾丸ジャーナル」という名前は、情報をログにするために短縮された箇条書きを使用することに由来し、部分的には線ではなくドットを使用してグリッド化されたドットジャーナルの使用から来ている。
Wikipedia (自分なりに分かりやすく翻訳)

お気に入りのノートとペンがあればだれでもできるバレットジャーナル=弾丸ジャーナル。
BULLET=弾丸
弾丸のように丸い記号も用いて箇条書きでタスク管理を行う手帳術のこと。
ダンッダンっと弾丸のように、
・~
・~
・~
箇条書きで書いていく。

何より私自身が感じているBUJOの良いところは、自由であること。
つまりカスタマイズが可能なところ。

(BUJOの詳しいやり方については、「BUJOのやり方」「はじめかた」と検索すると、本書にもある通り、
・INDEX(目次)
・FUTURE LOG(1年の長期的な予定)
・MOUNTHLY LOG(1か月の予定)
・DAILY LOG(1日のタスクや目標・予定)
・「キー」の作成
のページ作成について、詳しく解説している記事やYoutubeがたくさんあるので、本書や各SNSでぜひ検索してみてほしいです。)

上記にもある通り、BUJOには大まかに4つのページで構成がされているが、私はそれらに縛られずに、もっと自由であってもいいと思っている。
”これを書かなきゃ”といってデザインや構成に思考が縛られるのならば、まずは「弾丸」(・)や簡単な「キー」も用いてシンプルにタスク管理をしてみる、一旦自分の思考を整理してみる。または一旦マニュアルでトライしていく中で、やりやすい方法や術を見つけていくことが、気持ちよく続けられるのではないか・・・と思っています。
私もあまりマニュアルに縛られすぎずに、自分にとって気持ちの良いBUJOを徐々に見つけていきたい。

2か月トライしてみた感想

まず私が書いている内容は、上記でも紹介した、
・INDEX(目次)
・FUTURE LOG(1年の長期的な予定)
・MOUNTHLY LOG(1か月の予定)
・DAILY LOG
に加えて、・WEEKLY LOG・100リスト・BEAUTY LOG・ハビットトラッカー・やめることリスト・読んだ本と映画の記録・家計簿・月の振り返りページを用意した。

WEEKLY LOGでは、見開きページで1週間の予定を管理できるよう、日ごとにオリジナルの「キー」を作成してパット見てすぐにタスクの進捗がわかるように管理をし、使用しているノートにあらかじめ記載されている時間軸を利用して、1日の行動の記録や天気・起床/就寝時間などを記録している。
在宅勤務になってから、1日が何となく過ぎていくことに違和感を感じ出し、次のページで、1日の中で起きたことやちょっとした日記、風邪を引いた記録や肌荒れが起きた記録、おいしかったレストラン、なんでも記録したいと思うことをサラーっと書いている。

記録を残す上でいいなと思っているところは、自分に起きた出来事を記録して、改善策や注意点、ポイントを一緒に記録していくことで、見返したときに、これが起きたときはこう対処していこう、あの時こうしたから次はこうしてみよう、etc,,,という振り返りができること。日記だと、どこに何を書いてあるのかがわからないことや、むしろ、何かの記録を残すというよりも感情のはけ口に使っていたところがあるけど、INDEXを利用して、どこに何を書いてあるのかがわかりやすいから、過去の自分からヒントを得られるようなノートができるし、感情を吐いても、"この時自分はこうだったなあ、思えば今年もそうかもしれない"みたいな発見も生まれそう。

眉毛サロンで理想の眉毛に出会って感動した時の記録


実際の私のとある日のページ。眉毛サロンに行った際の記録をしている。
今まで眉毛サロンに通っていたけど、なかなか自分の理想やコンプレックスを改善できている気がしなくて、担当の方が変わった時に思い切って話してみたら、デザイン変更せずにワックスで毛を取る範囲を大きくしてもらったら、印象が変わって感動した記録。(笑)
イラストを交えて記録していると、わかりやすくて見栄え的にも、好きなことだからテンションも上げられる。自分で振り返った時にもわかりやすい。

その時に担当の方が、たまたま顔に出ていた汗疹についてもアドバイスをくれたため、記憶に新しいうちに記録。この数日後にこのノートを見ながらアロマスプレーを実践することができた。

たとえば旅先の日記も写真やSNSに投稿することで思い出のアウトプットにはなるけど、外には出しにくいちょっとした出来事や記録をしていくことで、その思い出がいつ見返した時にも新鮮によみがえるきっかけにもなるかもしれない。

使用しているノート

私は、ニトムズ STALOGY ノート 365デイズノート A5 方眼ベージュを使用している。

BUJOに適しているノートについてひたすらにいろんな方の記事やYoutubeを拝見したところ、ロイヒトトゥルム1917、このノートが多かった印象。
私がこのノートを選んだ理由は以下。
・薄さのわりにページ数が多い
・見た目のデザインがシンプルでスマート且つ、時間軸やノートの上部に日付と曜日が記載してあって機能性も良い
(ページごとに自分でカスタマイズできるようになっているのがポイント。あらかじめページに日付が固定されている1日1ページなどの日記タイプのノートだと、その日に書かなかったら無駄になってしまう。)
・紙に印刷されているグリッド線が、薄いグレー色で、過度な主張がない!
(ノートは無地が一番ってくらい線が濃く入っているノートが個人的に苦手。絵をかくときに割と邪魔になるから。)
いいなと思った理由は主にこの3つ。

ちなみにこのノートは、ページ数が計368ページのタイプの365デイズノートもあるが、私はその1/2タイプ。
そもそもこのノートに飽きてしまう可能性や使い勝手が悪くなる可能性も考えてサイズダウンしたけど、薄さのわりに計192ページもあって、持ち運びも苦ではないしかなり容量があるからかなり便利でした。

あとは、バラエティーショップでこのノートの試し書きをした際に、裏移りしにくいのに書き心地が良かったから、ペンが進みそうだと思って選びました。

その反面、2か月使ってみて少し使いづらいと思った点は、というかこれは自分の好みだけど、メリットである紙に厚さが全くない分、ページをめくるときのノート特有の音があまり聞こえない!ページをめくるワクワク感というか。あと、そこそこ厚さのある紙だと、アイデア出しとかちょっとしたメモを書く際に、スラスラスラっとザザザザっと 殴り書きできる感覚がなかなか生まれないから、思ったよりかはペンが進まなかった。。
逆を言うと、とても丁寧に書きたくなるノートだから、"丁寧にノートを書きたい" "美しく書きたい" "あまり殴り書きをしない" "デコレーションが好きな人" にとっては、無駄なデザインもないからとってもおすすめです。

そしていつの間にか自分も、このノートでは丁寧に書いている節があるし、自分の中でこのノートを使うときのペンとかペンごとの役割をマニュアル化して、どうしたらもっと見た目が美しくなるのかにこだわってしまうときがあることに気が付いた。

改善点

そう、BUJOはもっと自由であっていい!と書いていたくせに美しく書き上げることに注力しちゃってるじゃん!と自分に言いたい。。。
特に自分は、≪タスク管理や将来のやりたいこと・目標などを実現させるために、それを文字に起こして可視化をすることでより現実で実現をさせるためのアイデアを考えるためのツール≫ として活用していきたい。
→やはりメモをすることが一番の目的である。

私も考案者のライダーキャロルが言うように、思考を整理するためのツールとして活用をしていきたい。正直、自分の中では、タスク管理よりも、感情の整理、アイデア出し、デザインの考案などの思考の整理をすることが一番やりたいことである。

思考の整理・メモといえば、自分がノートを好きになった原点は、ロルバーンとの出会い。高校生の時に運命の出会いを果たす。

ロルバーンをめくるときの音。紙の厚さがってめくりがいがあるんです。完全にオタク的だけど、本当にたまらなく好き。
そして何より黄色い紙。私はどうも黄色い紙が好きなようだ。(笑)

この黄色い紙に、雑にメモをしまくっていた。とにかく頭に思い浮かんだことやアイデア。なんでも雑にスラスラスラっとザザザザっと。
ノートいっぱいに文字が埋まるあの感じが好き。ノートが好きというよりノートに文字を埋めることが好きなんだろう。理由なんかないがなんか好き。それが本当に好きということなのだろうと思い込んでいる。

先日、ITOYAのリーガルパッドを購入した。そう、この黄色い紙です。


BUJOは1冊のノートが一般的かもしれないが、ノートと併用をしてこのA4の用紙1枚で見やすさ重視して殴り書きできるあの感じをまた・・・と思っていながら、もったいなくて使えていないけど。

BUJOを初めて最初はどんなふうに管理しようかと様々なテンプレを自分の中で用意をして準備をして忙しかったけど、慣れてきた今、もう少し自分のためのツールとしてノートを使用していこうと思う。

WEEKLY(DAILY含む) LOGは自分にとって本当に必要なのか。負担になっていないか、これからも続けられるか・・。
日々改善!

P.S.このnoteも実は書き始めてからはや4か月。なんだよなあ。(笑)