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実力って基礎力だ。

先日、あるアーティスト達のライブを
アマゾンプライムで観ていた。

5組のアーティストが出ていたけど
わたしがファンなのはそのうちの1組なので
テレビの真ん前に
人をダメにするクッションを敷いて陣取り
お目当てのアーティストの出番以外は
スマホをいじりながら流し見をしていた(ごめんね)。


その時に、
5組のうちの一人が歌い出し
その数秒後、
思わずスマホからテレビ画面に目を上げた。


うま・・・。


という、つぶやきと共に。


うまい。
上手い。。。


その人が歌ったのは、
今流行りの曲ではないし
歌詞をゆっくりしっかり
歌い上げるタイプものだったけど
逆に本当に実力がなければ
観客を唸らせることは難しい種類の歌だった。


彼が1曲歌っている間
何回も「うーま。。。」とつぶやいた。


実力がすごい。


歌のことなんてわからないわたしでも、それはわかった。


そして歌唱後は、画面に向かって拍手をしていた。


後で知ったことだけど
彼はかつて劇団四季に所属しており
ライオンキングでシンバ役もやっていたそうだ。


本物じゃん!


結局、本物って、
実力者って、
基礎がすごいんだろうなーと
その時に思った。


そういえば昔、
親戚の中で一番優秀だった年上の従兄弟が
あれもこれもと問題集や参考書を買い漁っていた
受験期のわたしに


どんなに難しい問題集や参考書よりも
結局、教科書1冊あれば大丈夫だよ。
教科書が基本で基礎だから。
どんな問題も、基礎に始まり基礎に帰る。
それだけだよ。


と言ったことがあったっけ。


これはおそらく、
すべての分野に適応する話なのではないだろうか。


息を呑むようなパフォーマンスをする人に出会うと
人はその華やかさに目を奪われ
どんな「特殊で」「画期的で」「秘密の」
訓練をしたのかと思う。


あるいは、
どんなに持って生まれた
素晴らしい才能に恵まれたのかと思う。


でも実際は
その人の一番の肝は、一番の基礎は
誰にでもできる内容の地道な訓練を
誰でもはできないほど丁寧に
コツコツと取り組んでいることだったりする。

以前、
俳優の山田孝之さんが何かのインタビューで
天才について聞かれ

結局、天才と言われている人って
ものすごい努力をされているじゃないですか。
イチローさんでも、誰でも。
だから結局、
天才っているのかなー?って思うんですよね

みたいなことを言っていたことも
今回、思い出した。

実力って、基礎力だ。


基礎に始まり、基礎に帰る。


それは、
どんな人でも自分の人生を
切り拓いて行けるという希望でもあり


持って生まれた才能や環境のせいにして
行動しない言い訳はできないという
絶望でもある、のかも知れないですね^^





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