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ジャンル名の起源:ネオGSは誰が最初に言い始めたのか(未解決事件)

注意:これだ!と断言はできませんが、これでは?というところまでは辿っています。

ネオGSというのは1987年前後に盛り上がったムーブメントです。日本のインディバンドに1960年代のグループサウンズ(GS)をカバーする若いバンドがいる! 古いGSみたいなことをしている新しいバンドがいる! という現象でした。

代表バンドはザ・ファントム・ギフト、ヒッピー・ヒッピー・シェイクス、ザ・ストライクス、ザ・トゥエンティー・ヒッツなどです。ワウワウ・ヒッピーズ、レッド・カーテン、コレクターズなどを入れる場合もあります。かられを総称する言葉として新しいGS、「ネオGS」が使われるようになりました。

今回は音楽の話ではなく言葉の初出の話なので踏み込みませんが、ピチカート・ファイヴの小西康陽さんが影響を公言したことや、人脈的な側面で、渋谷系の前史として取り上げられることが多々あります。そのため漠然と名前を聞いたことがある人もいることでしょう。

ネオGS本は有名なのが2冊ありまして、そのうち先に出た一冊『決定版!!ネオGSカタログ』(SFC音楽出版)は1987年8月15日発行。なので、それより前を探すことになります。

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さて、それでは「ネオGS」という言葉はいつ登場したのでしょうか?

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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