見出し画像

雑談:URCについてもうちょっと知りたかった

この前、ジャックスファンクラブの会報を買った話を書いたが、また、微妙な話である。本当はURCについて書く予定だったのだが……。

というのも、昔から気になっていたURCのカタログをついに買ったんです。URCって有名すぎて忘れてるかもしれませんが、1969年からリリースを開始した自主制作レーベルで、岡林信康、高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、はっぴいえんど、とかそういうグループをリリースしてたアングラレコードクラブです。あ、知ってますか。(知らなかったらジャックスの記事の最後の方を読んでください)

2020年には『URCレコード読本』(シンコーミュージック)という本も出ました

で、何を買ったかというと、URCのカタログです。カタログというと分厚いのを想像してしまうかもしれませんが、レコード屋とかに置いてあるような薄くて小さい冊子です。昔、フォーク関連のことを調べてる最中に検索に引っかかった「りあるたいむ」というサイトがありまして、そこの「本・その他」というページにこのカタログが載ってたんですよ。曰く。

URCレコード「MONTHLY~総合カタログ」業務用も存在しますが毎年発行される販売店&個人向けカタログには制作ニュース&コメント+関連アイテム等も載っていて「フォークリポート」&「ミニマガジン 唄・うたう」とは違う面白味あり。日本のフォーク黎明期を知る資料!

「へー、ただの商品羅列じゃなくて何か軽い記事みたいなのも載ってるカタログなのかー。気になるわ~。でも高そうだし見つからないだろうな~」という気分でこれを眺めていました。「日本の古本屋」だと1万円以上で出てたりするけど、そこまで出して買いたいもんでもないしな……と。

そしたら1冊1300円くらいで出てるもんだから、いよいよ中身を確かめられるぞ!と勢いで買ってやったわけです。で、届いた3冊を順に、解説していきましょう。

URCカタログ

URC ’72 VOL.1

一体どんな内容なのか?と思ってめくったんです。

ここから先は

1,894字 / 9画像
2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?