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7月13日(こどもの権利)

昨日、セーブザチルドレンの話を聞いたのだが、偶然にもこの日も子どもの権利についての話に。

遊ぶ権利について、子どもの権利条約では謳われているようだが、わたしの住んでる地域では子どもの遊べる場所は多いとはいえない。

友人の住んでいるマンションの一階はエントランスと駐車場で子どもが遊んでいたが、住民からの苦情により、先日から遊べなくなった。

我が家の向かいのマンションでも子どもたちが遊んでいるが、そのうち遊べなくなるのだろうか。

わたしが子どもの頃と町のつくりは基本的に変わっていないが、昔の方が空き地や駐車場が多く、そう言った場所で遊んでいた覚えがある。なんなら人の家に入ってかくれんぼをしていたし、よくボールが人の家に入って取りに行った(ドラえもんやサザエさんの世界観)。道路でドッジボールや壁当てもした。

実家(我が家の近所)の周囲は子供がたくさん住んでいる場所だったので、そう言った遊び方に何か言われることはあまりなかった。

でも、今はそういう遊び方をする子供はいなくなった。たしかに学校で、そう言った遊び方に指導した覚えもたくさんある。近所からの電話も増えたのだろう。

子どもにとっては家も道路も空き地も公園も、遊び場になりうる。というか、そこには境界線がない。

プライベートな場所も、移動するための場所も、何もない場所も公共の場所も大人が都合により分けたものだとしたら、それは子どもの権利を侵害していることにはならないだろうか。

大人にとってその境界線は本当に必要なものだろうか。もし必要だとしても、そこに子どもの権利が考慮されているだろうか。

小さい子どもの親としては、公園までの行き来の道の交通量がとても気になる。道草をして公園まで行きたい子どもは、歩道からふと飛び出すことがあるからだ。

道を歩く犬や道端の花、側溝の中に水溜まりにひっかかり、それに付き合う大人がどれくらいいるだろう。いや、そう考えると大人もしんどい。そんな場所で子供を遊ばせたくない。

そう考えると街のつくりが子どもの遊びを排除しているとも言える。そこは、自動車が主役であるとも言えなくもない。

ならばせめて、屋内で楽しく遊ぶことのできる施設が欲しいが、近所にはそれもない。

そんな状況が色々な街で起きている。

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